いよいよ就航が目前に迫った横須賀~北九州間の東京九州フェリー。その船内には新機軸もたくさんありました。
横須賀と北九州を結ぶ「東京九州フェリー」が2021年7月1日(木)に就航します。投入される新造船「はまゆう」「それいゆ」には、様々な新機軸も盛り込まれています。
船首に向いたフォワードサロンからの眺め。
まず4クラスある客室は、ほぼすべて個室。最安クラスであるベッドのみのツーリストAも、プライベート空間が確保されます。このほか、共有スペースは次のような施設が特徴です。
・3階層吹き抜けエントランス:このエントランス空間を貫くように、フェリーで初というシースルーエレベーターを設置。ピアノが置かれるなど各種イベントも実施されます。
・フォワードサロン:船首に向いたラウンジ。特別料金などは不要。
・レストラン:カフェテリア方式ではないフルオーダー制。各席にオーダー用のタブレット端末を設置、会計も自動レジで行うなど、「非接触」を徹底。
・スポーツジム:船尾に向いており、海を眺めながらランニングマシンなどを利用できる。
・バーベキュガーデン:レストラン横の甲板に、テーブルでバーベキューを楽しめる店を設置。
・スクリーンルーム:ビーズクッションに座ってくつろぎながら、映画やプラネタリウムを放映。
・大浴場:海を望む展望風呂の内湯のほか、露天風呂、サウナを設置。トラックドライバー専用浴場も別にある。
レストランでは、関東や九州の地元食材を中心とした四季折々のメニューを提供するそうです。従来のフェリーのような大部屋がないこともあり、フェリーがますます「ホテル」に近づいたような印象でした。
ちなみに、横須賀の出港は23時45分。朝日を迎えるのは遮るもののない洋上になるとのこと。その後は紀伊半島最南端の潮岬(和歌山県)、四国最南端の足摺岬(高知県)、瀬戸内海に浮かぶ姫島(大分県)など、見どころもたくさんです。
【露・天・風・呂!】新機軸盛りだくさんの東京九州フェリー「はまゆう」を動画でチェック!