JR西日本と瀬戸内海汽船により広島エリアで展開されている高速クルーザー「シースピカ」が初めて神戸港にやってきました。見た目も特徴的な最新の観光船、なかはどうなっているのでしょうか。
瀬戸内海の観光の目玉コンテンツともなっている観光船「SEA SPICA(シースピカ)」がついに大阪湾へやってきました。JR西日本が行う「兵庫デスティネーションプレキャンペーン」の一環として、7月1~3日の3日間、神戸港~淡路島(あわじ交流の翼港)間で特別運航が開催。6月30日には歓迎セレモニーや約1時間の体験クルーズが行われました。
神戸港中突堤に停泊中のシースピカ(鶴原早恵子撮影)
シースピカは広島港から三原港を結ぶ「せとうち島旅クルーズ」で2020年から運航されている観光型高速クルーザー。普段は約5時間かけて、海上自衛隊呉基地沖を航行したり、うさぎの島として知られる大久野島など瀬戸内の島々に立ち寄ったりしながらのクルーズを行っています。JR西日本は、呉線の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」などとこの船を組み合わせ、陸路と海路を融合させた旅行商品などを展開しているのです。
シースピカの内装や設備には、長時間のクルーズを楽しめる工夫が随所にほどこされています。両舷の窓は大きく、座席は外が見えやすいようやや窓側に傾けて設置。座席の背もたれには視界を妨げないようカーブが付いています。
さらに、高速クルーザーでは珍しいというバリアフリー対応も特徴。座席やトイレはもちろん、2階デッキに上がる階段には自動昇降機が設置されているほか、車椅子・ベビーカースペースもあります。
広い2階デッキで、風を感じてリラックス高速船であるシースピカは一般のクルーザーより航行速度が速く、スピード感ある風景の変化が楽しめるのも特徴のひとつ。
スピカテラスは広々としていて、椅子はもちろん中央部には瀬戸内の島々をイメージしたソファも設置されています。特におすすめは後方のデッキ。海に広がる航跡を眺めながら、移り変わる風景とともに、その高速性能を目で実感できます。
神戸港へ初来港した高速船「シースピカ」(鶴原早恵子撮影)。
3日間の航行のあと、シースピカは広島へ帰ります。今後再び大阪湾エリアで運航するかどうかは未定。JR西日本の担当者は「神戸での運航をきっかけにシースピカに興味を持たれたら、ぜひ広島にも島旅を楽しみに来ていただければと思います」と話していました。
※一部修正しました(7月6日11時31分)。

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