10月29日から大きく変わります。
欧州行きは全部「第2出発」にANA(全日空)が2023年10月29日より、羽田空港の第2ターミナルを出発する国際線を、現行の5便から16便に拡大します。
羽田空港第2ターミナル国際線エリアに駐機するANA機(乗りものニュース編集部撮影)。
羽田空港第2ターミナルは2020年3月まで国内線専用ターミナルだったものの、一部エリアを拡張し、国際線対応を可能とし、ANA国際線は便によりふたつのターミナルを使い分ける計画でした。ところが、オープン直後に新型コロナウイルス感染拡大による国際線需要が低迷したことから、2020年4月より一時閉鎖。2023年7月に運用を再開したものの、ロンドン、上海虹橋、香港、台北松山線のみ第2出発とし、残りは第3出発としていました。
今回第2ターミナル出発に切り替えられるのは、羽田発ヨーロッパ行きの全便(ロンドン、パリ、フランクフルト、ミュンヘン)のほか、羽田~ホノルル、シンガポール、シドニー線など。同社は今後も段階的に、第2ターミナルから運航する路線を拡充するとしています。
なお、ANAの第2ターミナル国際線を利用する場合、ANAなどの国内線から国際線への乗継所要時間は最短55分となっているほか、計1300席を備え、国内最大級のスペースをもつというANAラウンジを設置しています。