インパクトのあるお顔!
従来の国鉄型マヤ34形検測車(画像:JR九州)。
JR九州は2023年10月26日(木)、新たな多機能検測車「BIG EYE」(ビッグアイ)を導入すると発表しました。
車両は「令和2年7月豪雨」で被災したキハ220形(1102)をリニューアル。水没したため、エンジンなどを全て取り替えたといいます。車体側面には、軌道変位を表現した波形をあしらい、車体前面や背面には、利用客に親しみを持ってもらえるよう、目玉(ヘッドライト)や牛をモチーフとしたデザインが施されます。
搭載される機能は、軌道検測装置、部材検査支援カメラ装置、建築限界測定装置です。特にカメラでは、取得した画像データを用いてAI開発が行われ、不良箇所の自動判定技術の確立を目指すといいます。
高頻度かつ高精度なデータ測定や、各装置から得られたビッグデータを活用することにより、係員が従来実施してきた目視による線路点検や検査業務を抜本的に見直し、より安全で効率的なメンテナンスが実現できます。
「BIG EYE」は、2023年11月から2024年3月にかけ、運用開始に向けた走行試験を実施する予定です。

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