よく見ると、左の胴体側エンジンもでかい……。
747-200にアンバランスな5基エンジン航空エンジンメーカー最大手のひとつであるロールスロイスでは、「ジャンボ機」として知られるボーイング747-200を珍しい姿で飛ばすことがあります。
エンジン5基を搭載しフライトするロールスロイスのボーイング747(画像:ロールスロイス)。
ロールスロイスの747-200は様々なエンジンを搭載し、実際の飛行試験を実施することでそれらの性能データを収集するエンジンテスト機です。米国アリゾナ州ツーソンに拠点をおいています。5発目のエンジンは「テストの対象となるもの」で、2024年には、ダッソー社が開発中の新型長距離ビジネスジェット「ファルコン 10X」に搭載予定の新型エンジン「Pearl 10X」が、747-200の5基目のエンジンとして設置され、飛行状態での性能テストを受けました。
ロールスロイスによるとテストは数か月かけて行われ、様々な速度と高度で性能と操作性のチェック、飛行中の再稼働、防氷システムなどがチェックされたとのことです。
【写真】これが色んな角度から見た「エンジン5基ジャンボ」全貌です