7月20日を「ともだちの日」にしよう、という動きがあります。実際、中南米では「友情を確認し合う日」になっているそうで、その由来は、ある「歴史的乗りもの」でした。
7月20日を「ともだちの日」にしよう、という動きがあります。なぜこの日が「ともだち」なのか、それにはある「乗りもの」が関係していました。
それは1969(昭和44)年の7月20日にさかのぼります。この日、アメリカの有人宇宙飛行「アポロ計画」で、人類の月面着陸に初めて成功。それに感動したアルゼンチンの心理学者が1000人の友人へ手紙を送ったことから、その日はアルゼンチンで「国際友達の日」とされ、中南米では「友情を確認しあう日」として友人に電話をする、手紙を書くなどする慣習があります。
アメリカ「国立航空宇宙博物館」に展示されてる、人類で初めて月面に到達した「アポロ11号」の司令船(写真出典:eddtoro35/123RF)。
そこで、熊本の「くまモン」生みの親でもある放送作家の小山薫堂さんがいま、さまざまな企画を通じ、日本で7月20日を「ともだちの日」として浸透させる取り組みを行っています。
機内食でバジルとトマトの「ともだち丼」提供も なぜそれが「ともだち」?小山薫堂さんが国際線新商品・サービス総合アドバイザーを務めるJAL(日本航空)では今日2016年7月20日(水)、その取り組みに賛同し、バジルとトマトを「ともだち」関係に見立てて考案したメニュー「ともだち丼」を、国際線のファースト・ビジネスクラスで特別に提供するそうです。
JALの国際線で提供される、「SUGALABO」の須賀洋介シェフが監修した「ともだち丼」のイメージ(写真出典:JAL)。
バジルは「コンパニオンプランツ(共栄作物)」と呼ばれ、一緒に育てるとトマトの生育を促進させるほか、余分な水分を吸うことでトマトが甘くなり風味が良くなる——すなわち、「ともだち」のように互いの成長を助け合うことから、それを「ともだち丼」としたとのこと。
JALは9月1日(木)から、東京発の国際線ファーストクラスでもこの「ともだち丼」を提供する予定です。