インドだけじゃなくアメリカにとっても気になるハズ。

パイロット教育も中国で

 ニュースメディア大手のCNNによると、中国はパキスタンに対してJ-35Aを約半額という大幅割引で納入しようとしているとのことです。

また別のメディアによると、パキスタン向けの第1バッチの機数は30機だといいます。これと並行して、現在、中国ではJ-35Aに関するパキスタンのパイロット教育も進められているといいます。

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中国製の第5世代戦闘機J-35(画像:パキスタン空軍)。

 J-35は、中国が独自開発したステルス戦闘機です。アメリカ製のF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」などと同世代の、いわゆる第5世代戦闘機に分類される軍用機で、中国初の第5世代戦闘機となったJ-20(殲20)と比べて小型なのが特徴です。

 形状もJ-20が主翼の前方に小翼(カナード)を装備し、水平尾翼のないデザインであったのに対し、J-35はアメリカ製のF-35A「ライトニングII」によく似た水平尾翼を有するオーソドックスな形にまとめられています。

 パキスタンは、国境を接するインドとカシミール地方の帰属をめぐって領有権問題を抱えており、戦闘機の数的劣勢を補うために早い段階での第5世代戦闘機の配備・運用を望んでいました。

※一部修正しました(5月25日8時30分)。

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