伊豆スカイラインの通行料金が2025年10月から上がります。
料金区間を3つに整理静岡県道路公社は2025年7月28日、伊豆スカイラインの通行料金を10月1日から値上げすると発表しました。
伊豆スカイラインの熱海峠料金所(ドライブレコーダー画像)
伊豆スカイラインは、伊豆半島の付け根に位置する熱海峠(静岡県函南町)から天城高原(同・伊豆市)までを南北に縦走する延長40.6km・2車線の有料道路です。
1962年から1964年にかけて開通。半島の東側の稜線に沿って眺めの良いワインディングロードが続き、ドライブコースとして人気です。
現在の通行料金(軽・普通)は、熱海峠~天城高原の片道通しで1000円のほか、各区間で設定。支払いは現金か回数券のみです。
同公社はこの伊豆スカイラインについて、物価や人件費の高騰で固定経費が増大している中、将来にわたり安全・安心で快適に利用してもらえる道路を目指し、料金区間と通行料金を見直すといいます。
具体的には、現在7か所ある料金所を4か所(熱海峠・亀石峠・冷川・天城高原)に減らし、亀石峠料金所は本線上に移設します。あわせて現在6つある料金区間を3つに減らします。
通行料金は3割程度値上げします。新料金(軽・普通)は、熱海峠~亀石峠500円、亀石峠~冷川500円、冷川~天城高原300円。片道通しだと、軽・普通は300円増の1300円、二輪は250円増の900円です。なお、料金改定にあわせて、キャッシュレス決済サービス「ETCX」が各料金所に導入されます。
ちなみに同公社によると、料金改定は、消費税率引き上げに伴うものを除くと1978(昭和53)年4月以来約47年ぶりということです。