国道108号を改良する「石巻河南道路」の事業が進んでいます。

石巻の西側区間を大改良

 国道108号を改良する「石巻河南道路」の事業が進んでいます。

新「宮城のヨコ軸」造ってます! 三陸道につながる東西バイパス...の画像はこちら >>

国道108号「石巻河南道路」現道拡幅区間の現況(画像:東北地方整備局)

 石巻河南道路は、三陸道・石巻河南IC近くの宮城県石巻市蛇田から、JR前谷地駅手前の同市北村に至る計画延長7.8kmの主要幹線道路です。

 東側2.1kmは現道を4車線に拡幅、西側5.7kmは現道の北側に新しい2車線のバイパスを造ります。設計速度は60km/hです。

 2021年度に事業化され、2024年度に着工しています。2025年3月末時点で、用地取得率は19%、全体進捗率は6%です。

 東北地方整備局によると、石巻河南道路の整備により所要時間のばらつきが縮小し、平均で5~10分ほど短縮される見込みです。これは50年で約21億円の効果があるといいます。

 2025年8月6日の東北地方整備局事業評価監視委員会では、この石巻河南道路が審議され、事業継続が妥当と判断されました。

 この道路が開通すると、宮城県の大崎から石巻に至る“宮城のヨコ軸”が強化。さらに2022年度には、三陸道や石巻と女川を結ぶ国道398号石巻バイパスの沢田工区5.8kmが事業化しており、これと合わせると女川方面へのアクセス性も向上する見込みです。

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