イギリス国防省は2025年9月9日、同国海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」と海上自衛隊の護衛艦「かが」が日本近海で共同訓練を実施したとして、その様子を収めた画像を公開しました。
【威容がスゴイ!】日本近海で結成された6か国連合艦隊です(写真)
この訓練は空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の中心とするイギリス空母打撃群(CSG25)を約8か月間にわたってインド太平洋エリアに派遣する一大遠征作戦「オペレーション・ハイマスト」の一環で実施されたといいます。
なお、本訓練には前出の2隻のほかに、海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」、イギリス海軍の駆逐艦「ドーントレス」、フリゲート艦「リッチモンド」、補給艦「タイド・スプリング」、さらにはCSG25の構成艦の1隻としても横須賀港へ寄港したノルウェー海軍フリゲート「ロアール・アムンセン」も参加しています。
さらに、アメリカ海軍のイージス駆逐艦「ヒギンズ」、カナダ海軍のフリゲート艦「ヴィル・ド・ケベック」、オーストラリア海軍の駆逐艦「ブリスベン」も一時的に合流したため、日本近海に短時間ながらも6か国10隻からなる多国籍艦隊が誕生しました。
なお、今回の訓練に先んじて9月6日には、日本海において航空自衛隊のF-35AおよびF-15J戦闘機が「プリンス・オブ・ウェールズ」搭載のF-35Bと共同訓練を行っています。
また海上自衛隊は9月9日に「日英諾共同訓練について」という形で、日本・イギリス・ノルウェーの3か国による共同訓練の概要を公開していますが、このなかに護衛艦「かが」の名前はありませんでした。