JR北海道は2025年9月18日、普通列車用として運行されてきたキハ143形気動車をリニューアルする新たな観光列車「赤い星」「青い星」の運行概要を発表しました。
「赤い星」「青い星」は、JR北海道が「スタートレイン計画」として進めており、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインを担当。
「赤い星」はラグジュアリークラスで、北海道開拓使のシンボル「赤星」をイメージ。個室、セミコンパートメント(半個室)、ボックス席、ラウンジ、茶室など多様なニーズに対応する座席が設定されます。プレミアムクラスとなる「青い星」は、ラベンダーや青い池をイメージした車両となる見込み。ボックス席や展望室などが設置される予定です。
「赤い星」は今後、2027年2月から函館線・石北線の札幌~網走間で運行を開始する予定。札幌~網走間は1日片道1本の運転で、札幌駅を9時頃に発車し、網走駅に16時頃に到着します。その後、2027年4月から7月にかけて、釧網線の釧路~知床斜里を走り、2027年7月から11月には旅行会社が主催する道内クルーズ列車として運転されます。
乗車とランチがセットになった「ランチプラン」と、乗車のみのプランがあり、札幌~網走間の片道では「ランチプラン」が3~4万円台、乗車のみは2~3万円台となる見込みです。釧路~知床斜里間は「ランチプラン」が2~3万円台、乗車のみは1~2万円台となります。
「青い星」は2027年6月に富良野線の旭川・美瑛~富良野間から運行を開始。2028年1~2月には釧網線の釧路~知床斜里も走ります。

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