陸上自衛隊土浦駐屯地はこのたび、2025年9月28日(日)に開催される「武器学校・土浦駐屯地開設73周年記念行事」で、最新装備の装輪装甲車(人員輸送型)AMVを陸上自衛隊で初めて展示すると、公式Xで発表しました。
【イメージ違う!】装輪装甲車「AMV」日本製と北欧製を見比べ(写真)
土浦駐屯地は、霞ヶ浦のほとり、茨城県阿見町にあり、敷地内には陸上自衛隊の教育機関である武器学校が設置されています。
ここは、陸上自衛隊の職種のひとつである「武器科」に関する教育訓練や調査研究を実施しています。武器科は陸上自衛隊の主要装備の整備を担当するため、その役割に合わせて戦車や自走砲、装甲車など、陸上自衛隊が保有するさまざまな装備を万遍なく保有しているのが特徴です。
ゆえに、これまでも陸上自衛隊の最新装備がいち早く配備されており、装輪装甲車(人員輸送型)AMVもその一環で引き渡されたものと考えられます。
AMVは、フィンランドのパトリア社が開発した8輪駆動の装甲戦闘車両で、防衛省・陸上自衛隊では、現用のコマツ製96式装輪装甲車の後継として採用を決めました。調達は始まって間もない状況で、2025年9月にはライセンス生産を担当する日本製鋼所で出荷式が執り行われたばかりです。
駐屯地の一般開放は午前9時から15時まで。駐屯地中ほどにあるグラウンドでは、10式戦車や90式戦車の空包射撃、16式機動戦闘車をはじめとした様々な車両の走行、爆発物(IED)の処理要領や戦車の回収などが展示される予定です。