まさかの「四国-北陸」路線

「コトバスエクスプレス」の愛称で高速バスを展開する香川県の琴平バスが2025年12月15日、四国と北陸を結ぶ夜行バスの運行を2026年2月から始めると発表しました。

【何時間かかるの!?】これが新たな「北陸-四国」夜行バスです!(価格/時刻表)

 このバスは琴平町の「KS(コトバスステーション)琴平」に発着し、高松、徳島、鳴門を経て北陸へ。

JR福井駅東口、JR金沢駅西口、JR富山駅北口にそれぞれ停車します。四国ではさらに、JR松山駅およびJR高知駅と「KS鳴門IC」を結ぶシャトルバスをそれぞれ運行し、香川・徳島便へ乗り換えられるようにすることで、四国4県都と北陸3県都を結ぶ路線網を用意します。

 現在のところ2月19日(木)四国発の便から毎日運行で予約を受け付けています。独立3列シートを搭載した香川・徳島便の大人片道運賃は6200円~9700円と、繁忙期でも1万円を切ります。

 四国と北陸を結ぶ夜行バスは2019年6月から、西日本ジェイアールバスとジェイアール四国バスが「北陸ドリーム四国号」(富山・金沢・福井~徳島・高松・高知)を運行しましたが、コロナ禍で2020年4月に運休となり、復活することなく2023年9月に廃止となっています。1年足らずで消えた“幻の夜行バス”の復活に、SNSでも歓迎の声が寄せられています。

 琴平バスの楠木泰二朗代表はSNSで「四国4県と北陸3県を結ぶ唯一の路線となります。リーズナブルな料金が魅力の夜行バスが移動のハードルを低くし、両地域間の交流が益々活発になる事を願ってます!」と説明しています。

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