役目を終えた?「溝の口の便利バス」

 東急バスが2026年3月末をもって、「溝の口駅~新横浜駅直行バス」の運行を終了します。首都圏では数少ない「高速道路を走る一般路線バス」が、また一つ姿を消すこととなります。

【便利だったのに…!】これが「高速道路を走る東急バス」です(地図/写真)

 この路線は東急田園都市線とJR南武線の溝の口駅(川崎市高津区)と、東海道新幹線が接続する新横浜駅を約30分で結びます。路線バスタイプの車両ですが、途中、NEXCO東日本が管理する有料の「第三京浜道路」を経由するため、シートベルトを備えた“ワンロマ車”が使われます。運賃は大人500円(IC450円)です。

 2001年12月の開設以来、田園都市線や南武線沿線と新横浜駅をダイレクトに結ぶだけでなく、一般道区間では高津のKSP(かながわサイエンスパーク)や新横浜の日産スタジアムなどといった拠点の交通手段としても活用されました。なお、廃止後は「日産スタジアムのイベント時も含め、運行はございません」とのこと。

 東急バスは廃止の理由として、コロナ禍による利用者数減少以降、状況の改善が見込めず今後の路線維持が困難であるとしています。2023年3月に東急新横浜線が開業し、新横浜への鉄道アクセスが便利になりましたが、それに先立つ2022年12月には3割ほど減便していました。

 ちなみに高速道路を走る一般路線バスは、東京都内では全廃。首都圏では、さいたま市と横浜市内の一部路線にとどまります。

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