3月7日(土)から「きかんしゃパーシー号」運行開始

 静岡県の大井川鐡道は2026年3月5日、「きかんしゃパーシー号」をお披露目しました。3月7日(土)から、アジアで初めて本物の蒸気機関車として「パーシー」が走行します。

【画像】車内もスゴい!これが「きかんしゃパーシー号」の内部です

「きかんしゃトーマス」シリーズのキャラクターである「パーシー」は、「トーマス」の大親友で、緑色のボディが特徴のタンク機関車です。

「きかんしゃパーシー号」となったのは、昭和5年製で大井川鐵道では最古となるC10形8号機。実車も「パーシー」の特徴的となっているサドルタンク(ボイラー上部を覆う馬の鞍のようなタンク)が再現されています。

 車内では「パーシー」専用のアナウンスが流れるほか、客車の座席モケットにも「きかんしゃトーマス」のキャラクターがあしらわれています。

 今後は3月7日から大井川本線の新金谷(静岡県島田市)~川根温泉笹間渡(同)の17.7kmを走行する予定。往復券は6000円(小児3000円)、片道券はその半額です。チケットは各予約サイト(アソビュー、EX旅先予約、JRE MALL)での先着順販売となります。

 3月5日に実施された報道公開では、運転開始に先立ち「きかんしゃパーシー号」が新金谷~川根温泉笹間渡を1往復。発車前には、トップハム・ハット卿に扮した大井川鐵道の鳥塚亮社長が出発合図を行いました。上り新金谷行きでは、元・西武鉄道のE31形電気機関車を先頭に走行しました。

 大井川鐵道の鳥塚社長は「パーシーの車体は緑色なので、島田市や川根本町と連携し、茶畑の中を走るパーシーということもPRしたい」と話しました。

 現時点では「きかんしゃパーシー号」の客車に冷暖房はありませんが、2025年にJR西日本から譲渡された12系客車は冷暖房を備えています。

大井川鐡道は「暑さ対策として、『きかんしゃパーシー号』に12系客車を連結することも前向きに検討している」(経営企画室 広報担当)と話します。

 なお、大井川本線は、2022年9月の台風15号による被害により、川根温泉笹間渡~千頭間の不通が続いています。現在、SLは「きかんしゃパーシー号」となったC10形8号機と、「きかんしゃトーマス号」となるC11形190号機の2両体制となっています。

 今後は、2029年春の全線復旧時を目途に「C56形 135号機を『黒いSL』として復活させる予定」(同)としています。全線復旧時はSLが3両体制となる見込みです。

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