クルマやバイクの話をしていると、話題に上がったモデルが「それってバイクのこと? それともクルマ?」と、会話が一時的に止まってしまうことがあります。実は、バイクとクルマには同名のモデルがいくつか存在するからです。
【見た目は当然違います】同名バイク&クルマを写真で見る(画像)
しかも、その多くが同じメーカーから登場しているため、この点も話を少し複雑にする要因かもしれません。これらバイクとクルマの同名モデルを整理し、どれだけあるのか見ていきましょう。
●スズキ「ハスラー」
スズキの軽四駆としてヒット作となった「ハスラー」ですが、実は今から40年以上も前に、スズキ製のモトクロッサー(オフロード競技用バイク)に同名のモデルが存在しました。
1969(昭和44)年に発売された「ハスラー250」を皮切りに、70~80年代にかけて「ハスラー50」「ハスラー80」「ハスラー90」「ハスラー125」「ハスラー185」「ハスラー400」と次々にラインナップを拡大。スズキのバイク史の中でも特にシリーズが多いモデル群で、いずれもモトクロスモデルでした。
バイクとしての「ハスラー」の最終モデルは1983(昭和58)年発売の「ハスラー50」でしたが、それから31年後の2014(平成26)年に、現在の軽四駆のハスラーが発売されました。
そのネーミングは、「ハツラツと動き回る人・活動的な人」を意味する英語に由来しており、かつてのバイク、そして現在の軽四駆のコンセプトに実によく合致しています。スズキとしては「30年以上経過しているため、新しい軽四駆にこの名前を使用しても問題ないだろう」といった判断があったのかもしれませんが、いずれにしても「ハスラー」という名前に強い思い入れがあったことがうかがえます。
●ホンダ「トゥデイ」「ハミング」
続いて、ホンダの同名モデルを見ていきましょう。実はホンダは同名のモデルが多く、これがなかなか複雑です。
まず、ホンダが1985(昭和60)年に発売した軽自動車のヒット作「トゥデイ」。ヨーロッパ車のようなおしゃれな内外観で今もファンを持つモデルですが、1998年式を最後に生産終了。
さらに、クルマの「トゥデイ」には、1994(平成6)年に商用バンタイプの「トゥデイ・ハミング」というモデルがリリースされています。この「ハミング」もまた、1980(昭和55)年に発売されたファミリーバイクに同名のモデルがありました。クルマが先かバイクが先か、ホンダファンの頭を悩ませるかもしれません。
まだまだあるぞ! ホンダは「同名モデル」の宝庫!?●ホンダ「セイバー」「ストリーム」
1985年発売の四輪モデルのインテグラ。キャッチコピーは「カッコインテグラ」だった(画像:ホンダ)。
ホンダの同名モデルはまだあります。1982(昭和57)年に発売されたスポーツクルーザーモデル「VF750セイバー」は、一部から評価を受けつつも短命に終わった一台でした。この「セイバー」の名は、1995(平成7)年発売の四輪高級セダンに採用されました。しかし、クルマの「セイバー」も10年足らずで生産終了となっています。どちらも素晴らしい仕上がりのモデルでしたが、名前の持つイメージが販売に影響したのかもしれません。
また、1981(昭和56)年に前1輪・後2輪という斬新な構造で発売されたバイク「ストリーム」も、個性的なモデルとして一部ファンから今なお熱い視線を受けるモデルですが、1983(昭和58)年に生産を終了。
●「インテグラ」は4つある!?
ホンダの同名モデルの中でも、極めつけと言えるのが「インテグラ」です。なんと4種類もの同名モデルが存在します。
一番最初に「インテグラ」の名を冠したのは、1982(昭和57)年発売の「CBX400Fインテグラ」でした。1984(昭和59)年まで販売された隠れた名車ですが、驚くべきことに販売中の1983(昭和58)年には「VT250Fインテグラ」を発売します。「CBX400F」「VT250F」ともに、「インテグラ」はカウルを装備した仕様で、ハイグレードモデルといった意味合いがあり、ここでの名称の重複は大きな問題ではなかったようです。
しかし、ホンダはこの語感をよほど気に入っていたのか、1985(昭和60)年には四輪のクーペおよびセダンのモデルに「インテグラ」と命名し発売。「カッコインテグラ」というダジャレを用いたキャッチコピーも話題になりました。
クルマの「インテグラ」は、日本では2007(平成19)年まで22年間のロングセラーとなりましたが、海外仕様車では今なお現役で生産されており、ホンダの四輪ヒットモデルのひとつになっています。
そして、クルマの「インテグラ」が日本市場から姿を消してから5年後の2012(平成24)年、またもやバイクの「インテグラ」が登場します。
ホンダが新たに生み出した「ニューミッドシリーズ」というコンセプトのひとつとして発売された、700ccモデルのバイクです。
ここまでの同名モデルは、いずれも同じメーカー内でのものでした。では、異なるメーカー間での同名モデルはないのでしょうか。探してみると、意外にもこれは存在しないことがわかりました。やはり競合他社とのモデル名の重複は、トラブルや混乱の元として、どのメーカーも注意を払っているのだと思われます。
日産が生んだ大ヒット大衆車、ブルーバード。写真はシリーズの中でも最も売れたと言われる1967年発売の510型(画像:日産)。
そんな中、「ニアミス」と言える同名モデルも発見しました。
日産の大ヒット作として知られる大衆車「ブルーバード」ですが、実はスズキが2005(平成17)年に発売したアメリカンクルーザータイプのバイクに「ブルバード400」という名が付けられました。
ただし、ネーミングにこだわりを持つスズキのことです。おそらくこの命名の前には、社内で「日産のブルーバードに似ていないか」と賛否両論があったことでしょう。しかし、それでも「ブルバード」として発売に踏み切り、結果的に日本国内だけでなく海外でも高評価を受けるモデルへと成長しました。
このように、バイクとクルマにはいくつかの同名モデルやニアミス同名モデルが存在します。これらを語る際には少々ややこしい面もありますが、それ自体を楽しみ、メーカーの意図を読み解いていくと、また新しいバイク・クルマの変遷を感じられるかもしれません。ぜひ、これら以外の同名モデルも探してみてはいかがでしょうか。

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