「Suica」などの交通系ICカードで新幹線の普通車自由席を利用できるJR東日本の新サービス「タッチでGo!新幹線」が4月にスタート。今回、その詳細が発表されました。
JR東日本は2018年1月25日(木)、「Suica」などの交通系ICカードの入金残額で新幹線の普通車自由席を利用できる新サービス「タッチでGo!新幹線」を、4月1日(日)に開始すると発表しました。
利用できるカードは、全国相互利用対象の「Suica」「PASMO」「Kitaca」「TOICA」「manaca(マナカ)」「ICOCA」「PiTaPa」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」です。「モバイルSuica」や「Apple Pay」の「Suica」も利用できます。
「タッチでGo!新幹線」は事前に乗車券や特急券を購入することなく、ICカードの入金残額があれば新幹線の普通車自由席を利用できます。対象区間は次のとおりです。
●対象エリア
・東北新幹線:東京~那須塩原間
・上越新幹線:東京~上毛高原間
・北陸新幹線:東京~安中榛名間
・大宮で東北・上越新幹線を乗り継ぐ場合と、高崎で上越・北陸新幹線を乗り継ぐ場合は対象外。
新サービス「タッチでGo!新幹線」のロゴ(画像:JR東日本)。
利用時に差し引かれる金額は、乗車券と特急券の効力が一体となった専用商品の値段です。新幹線から在来線に乗り換える際などは、別途、在来線の運賃が必要になります。
なお、サービス開始から当分のあいだは、キャンペーン価格を適用。たとえば東北新幹線の東京~宇都宮間や上越新幹線の東京~高崎間は、所定運賃・料金の合計が4410円のところ、「タッチでGo!新幹線」だと4210円で利用できます。
「Suica FREX定期券」や、新幹線停車駅が2駅以上含まれている「Suica定期券」も、「タッチでGo!新幹線」と併用して利用できます。
「タッチでGo!新幹線」のサービスを利用するには、初回のみ、事前の利用開始登録が必要です。首都圏の「Suica」エリア内に設置されているJR東日本の自動券売機などで可能。4月1日(日)以降、手持ちのICカードで、無料で行えます。

「タッチでGo!新幹線」の利用開始登録ができる自動券売機など。「モバイルSuica」や「Apple Pay」の「Suica」はチャージ専用機のみで可能(画像:JR東日本)。
サービス開始に伴い、6枚つづりで3か月間有効の企画乗車券「新幹線自由席回数券」は、以下の全区間とも12月22日(土)に発売を終了します(カッコ内は値段)。
●東北新幹線
・東京(山手線内)~小山(1万7880円)
・大宮~宇都宮(1万6020円)
●上越新幹線
・東京(山手線内)~熊谷(1万6680円)
・東京(山手線内)~本庄早稲田(2万340円)
・大宮~高崎(1万6020円)
なお、購入済みのものは、有効期間内であれば12月23日(日・祝)以降も利用が可能です。
【路線図】「タッチでGo!新幹線」の対象区間

「タッチでGo!新幹線」のサービス対象区間(画像:JR東日本)。