名古屋の「せま~いホーム」消滅へ 名鉄の西枇杷島駅、改修前に訪ねてみた

 発車時刻まで残り8分となったころ、改札口の脇から駅員が現れました。ボタンを操作して構内踏切の遮断機を上げたあと、待合室に向かって「改札を始めます。列車の通過にご注意ください」と、声を張り上げます。

名古屋の「せま~いホーム」消滅へ 名鉄の西枇杷島駅、改修前に訪ねてみた

西枇杷島駅の古びた駅舎。
名古屋の「せま~いホーム」消滅へ 名鉄の西枇杷島駅、改修前に訪ねてみた

普通列車がほぼ30分間隔で停車している。
名古屋の「せま~いホーム」消滅へ 名鉄の西枇杷島駅、改修前に訪ねてみた

列車ごとに改札を行っている旨の案内。

 上りホームに入ってしばらくすると、構内踏切の遮断棒がいったん下がり、特急列車と回送列車が目の前を通り過ぎていきます。ただ、列車の速度はかなり遅く、恐怖感を覚えるほどではありませんでした。

利用者は少なくても重要な駅

 西枇杷島駅が開業したのは、いまから100年以上前の1914(大正3)年1月23日。のちに現在の名鉄犬山線(犬山方面)に抜ける短絡線も整備され、名古屋本線、犬山線、短絡線で構成される三角形の線路(デルタ線)が西枇杷島駅の東側に構築されました。

名古屋の「せま~いホーム」消滅へ 名鉄の西枇杷島駅、改修前に訪ねてみた

名古屋本線をまたぐ東海道本線の普通列車から西枇杷島駅を眺める(2019年6月19日、草町義和撮影)。

 短絡線を走る営業列車はいまはありませんが、デルタの3辺を通ると向きが変わることから、車両の方向転換を行うときに使用。短絡線を含むデルタ線の信号機などは現在、西枇杷島駅で管理されています。利用者は少なくても、列車の運行上は重要な「拠点駅」です。

 戦時中の1944(昭和19)年には旅客営業を廃止して貨物駅になりましたが、庄内川のすぐそばにあった枇杷島橋駅(現在の枇杷島分岐点)が戦後の1949(昭和24)年に廃止されたため、同駅の代わりとして西枇杷島駅の旅客営業が復活しました。国土地理院の空中写真によると、このころに待避線が整備され、狭い島式ホームを上下線にそれぞれひとつ設けた配置になったとみられます。


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