路線バスに乗るときに座る席について、アンケートを実施。人気トップは「進行方向左最前部の席(前に乗降用ドア)」で、約3割の人が選びました。

このほかドア付近も人気の傾向です。それぞれの理由も寄せられました。

路線バス 一番人気の席は「左最前」 理由は?

「乗りものニュース」では2020年3月7日(土)から9日(月)にかけて、路線バス車両の座席選びに関するアンケートを実施。1150人から回答が集まりました。

路線バス 人気の席はどこか? 「運転席横」「最後部」…その理...の画像はこちら >>

路線バスの車両(2018年4月、中島洋平撮影)。

「路線バスで座席がすべて空席の場合、あなたはどこに座りますか?」の質問では、次のような結果になりました。

・運転席の後ろ:9.3%
・進行方向左最前部の席(前に乗降用ドア):34.3%
・進行方向右中央の低い位置にある席:8.7%
・進行方向左中央の低い位置にある優先席:1.5%
・進行方向右後方にある少し高い席の最前部:8.2%
・進行方向左後方にある少し高い席の最前部(前に乗降用ドア):9.4%
・進行方向右後方にある少し高い席(最前・最後部以外):3.7%
・進行方向左後方にある少し高い席(最前・最後部以外):3.3%
・最後部席の進行方向右:6.5%
・最後部席の中央:1.0%
・最後部席の進行方向左:8.3%
・どこでもよい:3.4%

 選ぶ人が最も多かった「進行方向左最前部の席(前に乗降用ドア)」(34.3%)の理由は、「眺めがいいから」(35~39歳、男性ほか多数)、「道路状況が把握できるので」(45~49歳、男性)、「運転操作を見たいから」(50~54歳、男性)、「すぐ降りられるから」(35~39歳、男性)、「酔いそうな時、前の風景を見て落ち着くため」(25~29歳、男性)などです。

路線バス 人気最下位の座席とその理由は?

 次いで多かった「進行方向左後方にある少し高い席の最前部(前に乗降用ドア)」(9.4%)は、「人通りが少なく、眺めがよく、すぐにドアに行けるから」(35~39歳、男性)、「落ち着くから」(35~39歳、男性)、「足元が広く、前に人がいない」(55~59歳、男性)、「利用するバスは全て前乗り前降りのため、後部ドアは開かず風も吹きません。前方に席がないため圧迫感もなく気楽」(45~49歳、男性)といった理由が寄せられました。

 3番目の「運転席の後ろ」(9.3%)は、「運転手さんが運転してるところを見るのが好きだから」(45~49歳、男性)、「すぐに降りることができるから」(55~59歳、女性)、「運転手と同じ目線で楽しみたいから」(50~54歳、男性)、「前が見えるから」(~19歳、男性)、「酔いにくい」(40~44歳、男性)などです。

 選ぶ人が最も少なかった「最後部席の中央」1.0%は、「エンジンサウンドを楽しむため」(~19歳、男性)、「解放感があるから。バス内を全て見渡せる」(40~44歳、男性)などが選んだ理由でした。

 なお「その他」2.4%は、「行き先による」(50~54歳、女性)、「真ん中辺りで座らない」(50~54歳、男性)、「非常口の座席」(55~59歳、男性)、「降車口の近く」(50~54歳、男性)、「座席の下を覗いてヒーターのある席」(20~24歳、男性)などの回答が寄せられています。

●アンケート実施概要
・調査期間:2020年3月7日(土)19時ごろから3月9日(月)20時ごろまで
・調査方法:Questantのシステムを利用して調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:1150

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