オープンした羽田空港の第2ターミナルの国際線エリア、出発フロアには飲食店が少ない一方で、実は制限エリアにフードコートがあります。インパクト大の餃子や、ミシュラン掲載のお店も見られます。
羽田空港第2ターミナルの国際線エリアが、2020年3月29日(日)にオープンしました。新エリアの出発フロアは、一面がガラス張りで、高い天井を持つ空間が特徴です。
ところがこのエリア、第2ターミナル国内線エリアが徒歩圏内ではあるものの、出発フロアの最上階にカフェがある程度で、ほかのターミナルや空港で見られるような、飲食店がほぼ見られません。
羽田空港第2ターミナルの国際線施設 制限エリア内のフードコート(2020年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。
では、お腹が空いた利用者は、国内線エリアへ向かうほかないのでしょうか。実は、第2ターミナルの新エリアには、保安検査と出国審査場を抜け、搭乗口にほど近い制限エリア内にフードコートがあり、そこでは和食や中華などのバラエティに富んだ店舗が並んでいます。どのようなお店が入っているのか、実際に見てきました。
寿司「又こい家」本店は東京、築地にあるお寿司屋さんです。

羽田空港第2ターミナル内の「又こい家」のお寿司(2020年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。
こちらでは、昔ながらの江戸前文化を取り入れたというお寿司を提供するほか、お刺身、アルコール類も提供しています。
和食「Hitoshinaya(ひとしなや)」東京エアポートレストランが運営する、羽田空港第1ターミナルにあるレストランの分店です。

羽田空港第2ターミナル内の「Hitoshinaya」のどんぶり(2020年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。
こちらは、低温調理の肉や魚と合わせたどんぶりや、出汁と具材に力を入れたという汁物や一品料理を取りそろえているといいます。また、外国ではなかなか食べられない「卵かけごはん」もあります。
羽田空港国際線新エリア フードコートには麺類も羽田空港第2ターミナル国際線新エリアのフードコートにあるのは、ご飯物だけではありません。
天ぷら「銀座木屋」銀座を中心に都内6店舗を構えるお店です。

羽田空港第2ターミナル内の「銀座木屋」の天ぷらうどんと天ぷら(2020年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。
こちらで選べる天ぷらやかき揚げのネタは25種類以上で、このほか、うどんやそばが提供されています。日本酒も数多く取り揃えているとのことです。
ラーメン「むぎとオリーブ」銀座に本店を構える、ラーメンの行列店です。

羽田空港第2ターミナル内の「むぎとオリーブ」のラーメン(2020年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。
こちらの主力商品は「鶏SOBA」や「蛤(はまぐり)SOBA」で、「ミシュランガイド」にも3年連続で掲載されました。空港内に店舗を構えるのは、今回が初だそうです。
ド派手な名物料理も食べられる羽田空港新エリアのフードコート和食や麺類だけではなく、中華やドイツ料理店も入店しています。
羽田空港にほど近い、大田区蒲田に本店を構える中華料理店です。

羽田空港第2ターミナル内の「歓迎」の羽付き餃子(2020年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。
こちらの本店は、1985(昭和60)年10月創業の老舗で、その名物は見た目のインパクトが大きい「羽付き餃子」といいます。水餃子もメニューに並びます。
ビアスタンド「SCHMATZ(シュマッツ)」中目黒に本店を構えるビアスタンド、いわゆる「ドイツめし」のお店です。

羽田空港第2ターミナル内の「SCHMATZ」ソーセージとクラフトビール(2020年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。
こちらでは、ドイツのクラフトビールを楽しむことができるほか、ジャーマンソーセージや、ドイツのハンバーガー「シュニッツェルバーガー」といったモダンドイツ料理を楽しむことができます。
※ ※ ※
このほか、第2ターミナルの国際線制限エリアには、「スターバックス」などのカフェも出店しています。
なお羽田空港のなかで、制限エリア内にフードコートを設けているのはこのほか、国際線が発着する第3ターミナルがあります。第3ターミナルのフードコートは、今回オープンした新エリアとお店の顔ぶれはまったく異なっていおり、ラーメン、うどん、お寿司、天ぷらのほか、ステーキや洋食などのお店があります。