A350型機2機とA330neo型機3機がやってきます。
アメリカのデルタ航空は2020年9月9日(水)、成田空港の整備地区にあるテクニカル・オペレーション・センターで、エアバスA350-900型機とエアバスA330-900neo型機の「使用前整備」を実施すると発表しました。
成田空港のエアバスA330neo型機。現在は羽田に移管し、成田からの旅客定期便は撤退している(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。
対象となるのは、A350-900型機2機と、A330-900neo型機3機の計5機。9月中旬と12月初旬にフランスのトゥールーズにあるエアバス社から成田空港に到着し、デルタ航空の整備部門であるデルタ・テックオプスが、年末にかけてWi-Fiシステムのインストールなど使用前整備を行います。成田で整備完了したあとは、ボーイング777型機の後継機として、ロサンゼルス~シドニー線などの太平洋横断路線に使われる予定です。
デルタ航空の成田テクニカル・オペレーションセンターは、広さ1万3000平方メートルの格納庫施設で、2014年12月にオープンしました。成田のテックオプスでは、自社機の整備のほか他社にもメンテナンス、リペア、オーバーホールなど「MRO(航空機整備)」サービスを提供しているとのこと。なお、デルタ航空の東京発着定期便は、2020年3月をもって成田空港を撤退し、羽田空港に移管しています。