本格シーズンに突入した秋アオリ。今回は和歌山・紀伊半島のエギングポイントで、初心者の方でも安全にエントリーできるオススメ釣り場を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・平野和弘)
クジラ博物館近傍の防波堤
今回は紀伊半島南部東側で、エギング初心者の方でも安全にエントリーできるオススメポイントを紹介する。
まずはクジラの町・太地町から、クジラの博物館近くにある観光桟橋横の防波堤を紹介したい。

公衆トイレが嬉しい
この釣り場は、一年を通してアオリイカが狙えるポイントである。そして何よりありがたいのは、綺麗な公衆トイレが設置されていること。家族連れはもちろん、女性アングラーも安心してエントリー可能だ。
オススメは中央付近
防波堤全てがポイントだが、オススメは真ん中にある階段。ここは一番近いストラクチャーまで10mほどなので、ロングキャストに自信がない方でもチャンスがある。
防波堤がいっぱいの場合は、防波堤の付け根から伸びる捨て石もポイントである。足場は悪くないが、エントリーの際には滑りにくい靴などを履くように心掛けていただきたい。
「秋イカ=新子」というイメージだと思うが、ここのポイントは時折500gを超えるアオリイカが回遊してくるので、私の場合、3号または3.5号のエギを使用している。
森浦湾内にあるため多少の荒れでも釣りは可能だが、風向きによっては波が高くなるので釣行時には注意していただきたい。
▼この釣り場についてクジラ博物館近傍の波止
ホテル浦島前の埋め立て地
2つ目は、勝浦港のなかにあるホテル浦島前の埋め立て地。港内にあるため外海が荒れていても十分に釣りが可能である。

オススメは浦島側の角
オススメポイントは浦島側の角で、看板が目印になる。石油タンク方面にロングキャストした辺りに大きな岩礁があり、その周辺がポイントとなる。
初心者の方にはロングキャストではなく15mほどキャストすれば狙えるミオ筋だ。根掛かりの心配も少なく、安心してボトムまで幅広くポイントを探ることが可能である。
注意点
この埋め立て地はどこでも秋イカが狙えるのたが、今は護岸の整備工事が行われており魚市場向けの所が釣り不可能となっている。工事用の重機や資材も置かれているので、子供連れでエントリーされる場合は注意が必要である。
車を横付けにして気軽にエントリーできるのがこのポイントの魅力であるが、この手軽さ故に家族連れの方も多く、子供が急に飛び出したりすることがある。侵入の際には徐行運転をお願いしたい。
▼この釣り場についてホテル浦島前の埋め立て地
新宮港の波止
最後、3つ目のポイントは新宮港の波止である。

オススメは浦島側の右角
ポイントは、勝浦側の右角付近。ストラクチャーになる岩礁があちらこちらに点在しており、それらにアオリイカが付いている。
ここも足下の近いところから岩礁があるので、ロングキャストをしなくても十分にチャンスがある。また、いいサイズが出ることがあるため、私は3号以上のエギを使用している。
注意点
注意点は、新宮港は足場が高いため長めのギャフかタモを用意してほしいということ。そして、大型船が接岸した際には進入禁止になる場合もある点。入り口は開いていても荷物を搬出入するための車用なので、港湾関係者の指示に従っていただきたい。
▼この釣り場について新宮港
夏の猛暑のために非常に高温だった水温も9月に入り順調に下がり始めた。新型コロナ対策のマスク、安全対策のライフジャケット等を忘れずに秋の釣りを楽しみたいものである。
<平野和弘/TSURINEWS・WEBライター>
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