三重県四日市市の沖堤防、霞一文字へシーバスを狙って釣行した。朝一はトップウォーターに好反応、中盤以降も近距離でヒット連発と、シーバスの活性は上々で十分満足できる釣行だった。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭)

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コーシン丸で霞一文字へ

10月7日、三重県四日市市の沖堤防、霞一文字へシーバスを狙って釣行した。例年この時期になるとイワシベイトが接岸し、シーバスの好シーズンを迎える。

沖堤への渡船はコーシン丸を利用し、西側へと渡してもらうことにした。船で堤防に向かう途中、堤防越しに鳥が騒いでいるのが見えてきて期待が高まる。

沖堤防シーバスゲーム好調 『近距離』でバイト続出【三重・霞一文字】
当日のタックル(作図:週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭)

トップで45cmシーバス

堤防に乗ってみると、案の定ベイトを追いかけて鳥が動き、シーバスのボイルも確認できた。まずは水面を意識した魚がいれば勝負の早いペンシルベイトからスタート。ドッグウォークで誘ってくると、バコッと水面が割れるがミスバイト。

何度かのミスバイトにやきもきしていると、ついにしっかりルアーをくわえたシーバスがヒット。

45cmほどのアベレージサイズだ。

その後も潮目に沿ってベイトが入ってくるたびにボイルが散見され、トップへ次々とアタックがある。

ベイトは思ったより小さく5cmぐらいの小さなイワシのようだ。水面を割って視覚的にも楽しい展開だが、ミスバイトばかりで全く乗らず、せっかく乗った魚もバラしてしまった。

沖堤防シーバスゲーム好調 『近距離』でバイト続出【三重・霞一文字】
朝イチはトップウォーターに連続バイト(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭)

シンキングミノーでシーバス追釣

そのうち潮目と鳥が堤防から離れ、ベイトの気配もなくなってしまったので、東の端に向かって移動。堤防の真ん中あたりで単発ボイルがあり、ペンシルでヒットに持ち込んだが、これもバラしてしまった。

東の端に着くころには満潮の潮止まりを迎えてあまり魚の気配はなかったが、潮が動きだすにつれ再びボイルが見られるように。

トップへのアタックはあるがやはり乗らないため、スピンテールジグやシンキングミノーに変更。何度かバイトがあり、ミノーで追加のキャッチに成功できた。

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シンキングミノーでもガンガンヒット(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭)

スピンテールジグで40cmキジハタ!

堤防際にベイトがいるためか、近距離でのバイト、ヒットが多い。ルアーを次々チェンジして探っていると、ボトムまで沈めたスピンテールジグに何かがヒット。小さそうなのでカサゴかと思いきや、なんとキジハタだ。あまり太平洋側では見かけない魚だが、ここ沖堤では40cmオーバーのサイズが狙える。

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スピンテールジグにはなんとキジハタ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭)

シーバスの活性は終始上々

 その後、潮が効きだすにつれてシーバスの活性が上がり、一時は何匹かでチェイスしてきてルアーを奪い合い、数投おきにバイト、ヒットがある状況となった。

しかし、エラ洗いでポロッ、抜き上げようとしてポロッと次々バラしてしまい、もったいないことにキャッチはならず。

そうこうするうちに帰船の時間が近づき、これからがいいところだったのに、と後ろ髪を引かれながら納竿とした。

単純なバイト数だけで言えば数多くあり、しっかりシーバスのいる場所へ適切なルアーを送り込めさえすれば、イージーに食ってくる状況だった。しばらくはこの調子で楽しめそうだ。

<週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
コーシン丸
出船場所:四日市浜園公園
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年10月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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