2021年はコロナウィルスの終息など、善き年になるよう願いたいもの。年初のお正月には気持ち新たに、釣り師の特権、釣魚を1品加えたおせち料理はいかがでしょうか。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

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マダコでおせち料理にもう一品

私がよく釣りにいくマダコは、タコ(多幸)という語呂合わせ、足が8本あるので8は末広がり、茹でると赤と白の色が出て紅白の色合いがでておめでたいとか、そんないわれでおせち料理に持ってこいの食材です。

釣魚で作るおせち料理レシピ:マダコと里芋の煮物&酢ダコ
釣ったタコでおせち(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

タコの茹で方

まずはタコの茹で方を紹介しましょう。

1.釣った生きたタコは持ち帰る時は目と目の間に包丁を入れ締めます。締めると色が白くなるので、ジップロックなどのビニールに一匹ずつ入れて持ち帰ります。

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釣ったタコはジップロックへ(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

2.家庭用冷凍庫に内臓等は取らずそのままジップロック入りで冷凍します。

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冷凍する(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

3.冷凍タコは解凍してから水道水で洗い流すと、簡単にヌメリが取れます。ヌメリを取らず茹でると生臭さが残るのでしっかり落として下さい。手でさわってきゅきゅっとした感触になればオーケーです。

4.ヌメリを取ったら、頭をめくって、内臓を取り出します。

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内蔵を取る(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

次に頭をめくり返しなおして元の形に戻し、目とカラス口を包丁でえぐり出して下処理完成です。

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目とカラス口を取る(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

5.鍋にお湯を沸騰させます。お湯に塩や番茶を少し入れるとキレイな色合いがでます。また、酢を少し入れて茹でると身が柔らかくなります。

6.頭を持って足からちょっちょっと下におろしお湯につけていくと、くるくると足が丸まっていきます。

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足先からつける(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

そのまま全体が浸かるまで沈め、3分茹でたら、ひっくり返してさらに3分茹でます。

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ひっくり返して3分(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

6分間茹でたら火を止め、そのまま鍋に入った状態で4分放置してから取り出します。都合10分の所要時間です。これで茹でる工程はおわりです。

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火を止めて4分放置(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

続いて、タコを使った料理を2品紹介したいと思います。「酢ダコ」と「タコの里芋煮」です。

酢ダコ

酢ダコは材料を混ぜるだけの簡単レシピです。

材料(4人前)

茹でタコ300g
きゅうり2本スライス
柚子1個みじん切り
大葉3マイみじん切り
酢大さじ12杯
醤油小さじ2杯
砂糖大さじ2杯

釣魚で作るおせち料理レシピ:マダコと里芋の煮物&酢ダコ
酢ダコの材料(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

それぞれを混ぜ合わせて出来上がりです。南天の葉なども添えてみました。南天の葉は難を転ずる(難転)の意味があり、縁起ものとしてよく添えらます。

釣魚で作るおせち料理レシピ:マダコと里芋の煮物&酢ダコ
南天を添えて(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

タコと里芋の煮物

こちらも材料を混ぜて煮るだけなので簡単です。

材料(4人前)

水150cc
つゆの素50cc
ミリン大さじ2杯
砂糖大さじ2杯
茹でたこ200g
インゲン少々
里芋400g

※里芋は冷凍里芋でもよいし、生の皮付き里芋を剥いてもよいですが、生を剥いたものはアク抜きが必要です。

釣魚で作るおせち料理レシピ:マダコと里芋の煮物&酢ダコ
煮物の材料(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

それぞれを混ぜて10分中火で煮て出来上がり、あとは、盛り付けて完成です。

<週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年12月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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