遠征釣行では、パッキングの仕方によって持っていける道具の量もかわってきます。今回は、ヒラマサ狙いのキャスティング&ジギングゲームを例にして、パッキング術を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)
遠征ヒラマサゲームの釣り道具
今回は遠征ヒラマサゲームを例にして、持参釣り道具一式を紹介します。飛行機の預託荷物として追加料金が発生しない20kg以下になるよう絞り込んだ荷物にしています。
【釣行の概要】
釣行日程:2日間
遠征釣行のターゲット魚種:ヒラマサ
釣り方:遊漁船でのルアーキャスティング&ジギング
※潮止まりなどにはタイラバやスロージギングで他魚種も狙う予定
ロッドのパッキング
まずはロッドのパッキングにについて紹介します。
ロッドはハードケースで
以前の記事にも記載しましたが、ロッドケースはハード系が安心です。そしてケースの中で釣り竿がガチャガチャ動かないように、クッション材で隙間を埋めます。釣竿は6本。全部2ピースか3ピースで、飛行機の預託荷物の最も厳しい長さ制限である160cmのケースに納まる仕舞寸法のものを選んでいます。
穂先を保護
ロッドの穂先を保護するために、念のためクッション材を被せます(建築資材の養生カバーをホームセンターで購入し、ハサミなどでカットし使用)。

すべての竿をまとめる
すべての釣竿6本を長めのロッドベルトで2箇所束ねてまとめます。

ケース内にもクッション材を
プラダンで自作したロッドケースに束ねた釣竿6本をまとめて収納します。上下左右にクッション材を詰めてケースの中で釣竿が動きにくい状態にしています。

過去に筆者のロッドケースのDIY記事ありますので興味のあるかたは是非ごらんください。
遠征釣行用「ロッドケース」を簡単自作 『プラダン』素材でコスパ良好
ケースにもベルトを
ロッドケースのフタを閉じ(マジックテープで脱着)、なんかで余っていたベルトを念のための縛り紐兼持ち手としてケースに巻いておきます。
これで釣竿のパッキングは完了です。重量を計測したところ2.4Kgでした。

ハード系のタックルボックスを
輸送時にリールなどのタックルに衝撃や圧力が掛かって破損や歪みが発生しないよう、遠征時のタックルケースは頑丈なハードケースにしています。ロッド以外の道具は、全てここにパッキングします。

プラグ系ルアーのパッキング
まずはプラグ系のルアーのパッキングです。
輪ゴムでフックを固定
船上での手作業軽減のためフックは前もってルアーに取り付けてます。フックが暴れないように小さめの輪ゴムを前後のフックに掛けてゆるめに固定します。

クッション材で保護
プラグ全体を1個ずつ円筒形のクッション材で覆い保護します(クッション材はホームセンターで購入した配管カバーです)。

立てて収納
クッション材で覆ったルアーを百円ショップで見つけて来たちょうどいい大きさのプラスチックケースに縦に刺すように収納します。

ケースごとバッカンへ
ルアーをプラスチックケースごとバッカンの中に収納します。ルアーを立てて入れてあるので船上で探しやすく、出し入れもしやすくなります。

メタルジグのパッキング
続いてメタルジグのパッキングです。
ウォッシャブルバッグに収納
メタルジグの収納にはウォッシャブルジグバッグを使用しています。畳んでコンパクトに収納できますし、たまに空港検査で出さなないといけないときも取り出しやすいので便利です。遠征から帰ったらバッグごと水洗いすることができます。ジグバッグにメタルジグを全部入れて畳みます。

取り出しやすい場所へ収納
ジグバッグは空港検査で提示を求められがちなので、バッカンの取り出しやすい場所に収納しておきます。釣行時はジグバッグごと取り出して使用します。

チャック付ポリ袋活用術
「ジッ○ロッ○」などが有名なチャック付ポリ袋は仕分け・防水・防汚・ボリュームダウンなど色んな目的で活用できます。
フィッシングウェア
大きめのチャック付ポリ袋に入れてなるべく空気を抜いてコンパクトにしバッカンに収納します。使用後は周りの荷物に汚れが付くのを防止できます。

長靴
やわらかめの長靴をぐるぐる巻きにしてバンドで固定し、チャック付ポリ袋に入れてなるべく空気を抜いてコンパクトにしバッカンに収納します。

予備のリーダー
予備リーダーなどもチャック付ポリ袋にまとめて、バッカンの空きスペースに収納します

リールのパッキング
続いて、リールのパッキングです。
リールのハンドルを外す
破損防止目的と荷姿をコンパクトにするために、リール本体からハンドルを外し、迷子にならないようにリール本体とハンドルをセットにしてリール購入時に付属されている巾着袋などに収納します。

バッカンに敷き詰める
バッカンの空いているスペースに敷き詰めるようにリールを並べます。

その他のタックルや釣り道具
最後に、それ以外のアイテムの収納法を紹介します。
プライヤー・ハサミ類
ルアーを立てて収納しているプラスチックケースの隙間に挟み込みます。
ライフジャケット
とくに梱包はしませんが、ライフジャケットは空港でチェックされるので取り出しやすいポジションに収納しておきます。

スイベル・フックなどの小物類
小さめのプラスチックケースにまとめ、バッカンの空きスペースに収納します。

パッキング後のバッカンの重量は16.2kgでした。
預託荷物重量枠の残り
釣竿が2.4kgでバッカンが16.2kgなので合計18.6kgです。飛行機の預託荷物無料枠の20kgに対してまだ1.4kg余裕があるので、釣魚持ち帰り用の発泡ケースも荷物に加えたいと思います。発泡ケースと荷造り紐と梱包テープと大型のポリ袋と持ち手で0.6kgです。合計19.2kgになりました。
ちなみに着がえなどの身の回り品は座席持ち込みサイズのバッグにまとめて座席に持ち込みます。
<宮崎ゆきお/TSURINEWSライター>
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