各メーカーから多くの種類のモデルが出ているウェーダー。ソールも様々な種類があり選択に困ることも。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター川上克利)
ウェーダーを履くメリット
ウェーダーを履いてウェーディングすることの最大のメリットとしては、「ルアーを届かせることのできる範囲が広がる」ことでしょう。サーフなんかでは広範囲を攻めることができる方が圧倒的に有利なので、ウェーディングをする方が多いのです。またウェーダーを履くことで足場の悪い場所でも釣りをすることができるようになるので釣りの幅が増え、それに比例して釣ることのできる魚も増えるのです。
ウェーダーのソールの種類
ウェーダーのソールの種類を簡単に解説して行きたいと思います。
1.ラジアルソール(ゴム底)

ラジアルソールは底がゴムのソールです。長靴などと同じように底がゴム製でもグリップが効きやすいように凹凸がついています。
2.フェルトソール

フェルトソールは底がフェルト製になっています。ウェーダーにフェルト生地を接着剤などで接着している物で、比較的安価な物が多いです。
3.フェルトスパイクソール

フェルトスパイクソールはフェルトソールに金属製のスパイクピンを刺したものです。フェルトソールに比べて値段も少しだけ高くなる傾向があります。
ラジアルソール
ラジアルソールの適するフィールドと苦手なフィールドを解説していきます。
適するフィールド

フェルトソールやフェルトスパイクソールを「砂地」で使ったことのある方なら経験したことがあるかと思いますが、フェルトに砂が入り込んでしまいます。これが手入れをする時に結構ストレスを感じるので、サーフで使用するウェーダーはラジアルソールの物をオススメします。
苦手なフィールド
ゴム底が苦手なフィールドは濡れた足場や足元に苔が生えているフィールドです。ゴム底はあまり足場の悪い場所には向いていませんので注意が必要です。
フェルトソール
続いて、フェルトソールの適するフィールドと苦手なフィールドを解説していきます。
適するフィールド
フェルトソールは岩場やコンクリートの足場での使用をオススメします。フェルトソールでの使用は濡れた苔が生えていない場所がオススメです。
苦手なフィールド
フェルトソールは苔の生えた濡れた岩場がとても苦手です。特に海の岩場に生えている苔では全くグリップが効きませんのでその様な場所での使用は避けましょう。また砂地での使用は砂が入り込み、手入れが大変になるのでオススメはできません。
フェルトスパイクソール
続いて、フェルトスパイクソールの適するフィールドと苦手なフィールドを解説していきます。
適するフィールド
フェルトスパイクソールはフェルトソールに比べて「滑るような足場」での使用が可能です。フェルトソールが苦手な「濡れた苔の生えている場所」での使用はフェルトスパイクソールを使用するのがいいでしょう。
苦手なフィールド
フェルトスパイクソールは基本的にオールマイティに使えるソールになっています。滑る様な岩場でもしっかりとグリップが効き安全ですが、フェルトソールと同じように砂地で使用すると砂が入り込んで手入れが大変になってしまうので注意しましょう。
ウェーダー着用の注意点
ウェーディングをする前はウェーダーに穴などが空いていないかチェックしましょう。穴が空いているとウェーダー内部に水が入り込んできてしまい、ウェーダー本来の機能を発揮できなくなってしまいます。

また、ウェーダーの種類によって異なりますが、あまりにも深すぎる場所(水深がウェーダーの丈を超える場所)でのウェーディングは、当然浸水の原因になるので控えましょう。こまめなチェックと適切な水深の場所での使用で快適なウェーディングを楽しむことができます。
それぞれのソールの特性をしっかりと理解することで安全で快適なウェーディングを楽しむことができます。是非ともウェーダー選びの参考にしてください。
<川上克利/TSURINEWSライター>
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