2021年、江戸川放水路でのハゼ釣りが開幕しました。今年生まれたデキハゼ11匹に加え、ヒネハゼ2匹にも遊んでもらった釣行をレポートします。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

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江戸川放水路のハゼ釣り

たかはし遊船ではヒネ狙いで5月22日からボートハゼがスタートしましたが、デキハゼ狙いは例年6月上旬ごろからスタート。7月に最盛期を迎え、12月上旬までロングランで続いていきます。釣り場も出だしは1m前後の浅場、終盤戦は7m前後の深場とかわっていき、型も徐々に大きくなり、それに応じて難易度も少しずつ上がっていくのが特徴です。

釣り自体は基本、各船宿にてボートを借りる(3000円~)か、桟橋にて釣るかの2択になりますが、これらを使わず立ち込みやちょい投げにて釣りを楽しむことも可能。自分のペースでやってみるといいでしょう。

2パターン+αの釣り方で最もお手軽なのは、何と言っても桟橋釣り。料金は1人1000円とリーズナブル(女性子供は500円)で足場はよく、道具のレンタルなどもあることから、クーラーボックス1つでの釣行も可能。ただし、土日祝日は混雑してしまうところが難点なので、平日や早朝を狙うのががおすすめです。

江戸川放水路『ハゼ釣り』開幕 桟橋デキハゼ釣り堪能【たかはし遊船】
たかはし遊船の桟橋風景(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

桟橋ハゼ釣りの道具

今回は桟橋にてハゼ釣りを楽しみました。船宿のレンタルタックルは手バネザオという、リールザオのようなガイドがついていて、手元にイトが巻ける仕様になっているサオ。水深によりミチイトの長さが調整できることが最大の特徴となっています。穂先も軟らかく、ハゼ釣りには最適。もし適当なサオを持っていないのであればレンタルザオを試してみるのも面白いと思います。因みに1本200円だそうです。

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手バネザオは仕掛け付き(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

今回私が持ちこんだサオは1.8mののべザオとリールザオ。この日は大潮で、到着した朝6時は満潮時刻と重なったことから、ポイントの水深が2mと深く、リールザオを選択しました。

仕掛けはハゼ用の小型テンビンに3~5号のオモリを付ける仕様でもいいですし、中通しオモリの仕様でもOK。ただし、この時期は魚が小さいことからハリは小さめ。船宿でも袖2号をすすめていました。

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6月中旬までは袖2号がよさそう(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

エサはアオイソメが一般的ですが、虫エサが苦手であればボイルホタテでも問題はありません。この時期のハゼにあわせて小さくカットして使いましょう。

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イソメは小さくカットして使用(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

桟橋でのハゼ釣り方

釣り方は特に難しいことはありません。ただし、初心者であればウキなしのミャク釣りがおすすめ。ハゼは底にいる魚。「底を取ることが最大のポイント」ということで、自然とこれが可能となる釣り方がいいでしょう。

アタリは小型であっても「ビンビンビン」と明確なので、アタッたら軽くアワせてやればOKです。

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アタリはビンビンと明確(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

船宿の開店と同時に到着

たかはし遊船さんはこの時期6時開店ということで、その時間にあわせて到着(7月ごろには5時になっていると思います)。受付を済ませて桟橋に向かいました。

はじめは1.8mののべザオで準備したのですが、この日は大潮。しかもほぼ満潮時刻ということで水深は2m弱。2.7mのサオも持ち込むべきだったと反省しつつ、リールザオに変更します。お隣の家族連れはレンタルザオの手バネザオで挑戦していて、たかはし遊船のスタッフさんから丁寧にレクチャー受けていました。

私も準備が完了し、リールザオにて釣り開始。袖2号バリに米粒くらいにカットしたイソメを付けてイトを垂らすも……アタリはあるもののなかなかハリ掛りしません。恐らく底には5cmにも満たないハゼがたくさんいると思われます。

ポツポツとデキハゼを釣る!

それでも5cm以上のハゼがエサに食いつくとしっかりハリ掛りしてくれ、ポツポツと数を重ねることができました。そして2時間ほどしてようやくツ抜け達成!余裕で2~30匹釣れると思っていましたが、シーズン初めのデキハゼ釣り、そんなに甘くはなかったです。

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アベレージは5~6cm(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

ヒネハゼ2匹をゲット!

9時を過ぎたあたりから、徐々に人が増えてきました。ポイントのちょい移動も限られてきたことから腰を落ち着けじっくりやっていると、この日一番の重さ!なんと15cmのヒネハゼが釣れました。そして立て続けにヒネ2匹目!特に何をかえたわけではないので運だとは思うのですが、こういう「うれしいおまけ」がある点もハゼ釣りの面白いところです。

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ヒネハゼもゲット(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

最終釣果と今後の展望

9時半ごろ、さらに桟橋がにぎわってきたところで、とりあえず今シーズンの出だしは満足とばかりに納竿。ポイントを家族連れに譲って桟橋を後にしました。釣果は5cm前後のデキハゼ11匹、ヒネハゼ2匹、ダボハゼ1匹。今回、デキハゼはバケツの中で死んでしまった1匹以外は後からきた家族連れにバケツごと引き取ってもらい、3匹を持ち帰ることに。

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ダボハゼも交じった(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

2021年初ハゼ、天ぷらにて堪能しました!

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ハゼは天ぷらで堪能(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

江戸川放水路での5月末のハゼ釣りはかなりイレギュラーではありますが、それでもヒネ交じりで十分堪能できました。何よりアタリがとても多かったので、7月のハイシーズンは大いに期待できそう。帰り際、船宿のスタッフさんも「6月20日ごろにはいいころになっているよ」と話していました。

天気の良い休日、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
たかはし遊船

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