夏場がシーズンのハゼを求めて、和歌山の紀ノ川へ釣行した。昼の1時間弱の釣りだったが、28匹の釣果を得て盛期突入を実感したので、その模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
紀ノ川でハゼ釣り
今年の梅雨は雨量が多かった。突然の大雨に雷。アングラーでなくても天気の動向に気がかりな梅雨であった。そんななかでもハゼは元気だ。今年はすでに5月末にハゼが動き出していて、関東の情報でも数が上がっているようであるが、紀ノ川でも7月に入り、ハゼの活性がぐんぐん上昇してきた。
7月13日、昼前の約1時間弱、紀ノ川右岸の南海電車鉄橋の上流側の浜でサオを出した。釣り場に入ったのが午前11時過ぎだった。潮は下げに入っていて河原が広がりかけた状態。チャンスである。

当日のタックルとエサ
すぐに並継のヘラ竿14尺を継ぎ、ミニL天1.3号(ショアゲーショア天に短い砂ずりと自動ハリス止めをセットした自作オモリ)に、スピードハゼ6号の2本バリ(枝バリの間隔15cmの超ショート仕掛け)をつなぎ、イシゴカイを刺して振り込む。ミチイトはフロロ1号をサオ1本+1尺ほど取った。
良型交え好調
5月末と違い、ハゼの魚信がすぐに伝わり、そのシグナルも格段に強くなっている。1投目は10cmのハゼ。5月に比べると二回り大きくなっていた。やはりハゼの成長は速い。
その後途切れなく肩にかけたクリールにハゼを追加。時に2点で、時にやや大きめの13cm前後のものも交じり、短時間であるが、結構忙しく釣った。
最終釣果と今後の展望
12時過ぎに終了。クリールに入れたハゼは28匹だった。これ以外にも6~7cmの小型をリリースしているので、ほぼ1時間で30匹の釣果。型はまだ小ぶりであるが、今年の紀ノ川の夏ハゼの感触は上々である。
これなら水分補給をしっかりとしつつ、ときどき日陰で休息しながらでも、十分束釣りが狙えるのではないか?そんな感触の夏ハゼ釣行であった。これから一潮毎にサイズアップするので楽しみだ。

仕掛けにひと工夫
今回は、枝バリの間隔を15cmにした超ショートの2本バリを使用したが、以前の仕掛け(枝バリ間隔20cm)と比べてもハゼのハリ掛かりに全く遜色はなく、逆にアピールという点では効果的といえそうだ。2点掛けが頻発したことがそれを物語っていると思う。
また、走りの時期としては大きめのハリ(スピードハゼ6号)もまったくデメリットにはならなかった。ソデ型の小バリは確かにハゼに適しているが、ミニサイズを避け、エサを大きく見せるという面では、少し大きめのハリも有効だ。仕掛けを作る時も楽だと思う。
一人一人のアングラーが手になじむ仕掛けを自ら試作して実釣すると、色々と見えてくることがある。
交通・アクセス
電車利用は、南海電車の和歌山市駅からタクシーが便利。車で大阪方面からだと、第2阪和国道を南下、大谷ランプで降り、直進して突き当りの堤防沿いの県道を西進すると釣り場の近くである。
<牧野博/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について紀ノ川
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