東京湾剣崎沖に登場したワラサを狙いに、瀬戸丸から出船。まさに絶好調の釣れっぷりを見ることができたので、その模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
瀬戸丸でワラサ釣り
7月半ばから東京湾剣崎沖にワラサが登場。数年前にも同時期から釣れ始まったことはあったが、そのときはイナワラ級が主体だった。しかし、今年は3kg超ばかりで釣趣抜群。同沖の人気ナンバーワン魚種だけに、連日ファンが押しかけ熱いバトルが繰り広げられている。
8月22日(日)5時半、港前に待機していた鈴木弘大船長操船の第18瀬戸丸は、僚船とともにフルスロットルでポイントへと向かう。
船長から「タナは上から36mまで落として30m。魚を船下に着かせるためにコマセは手返しよくどんどんまいて」と、指示がでて戦闘開始。

静かなスタート
朝イチの入れ食いタイムを期待したが、竿は曲がらず静かなスタート。しばらくして、右舷でヒットのアナウンスがあると、左舷胴の間の藤田さんにアタリ。
船長の「1人アタると2、3人くるよ」の言葉通り、さらにヒットは続く。

ワラサとのやり取りと手返し
ただし、複数人が同時に食わせると、オマツリのリスクが高いので、掛かったらガンガン巻くのがセオリー。そのためハリスは8号6m。朝のうちは10号でも食ってくるらしいので、リールのドラグは締めて速巻きを心掛けたい。
また、仕掛けが絡んだときは、時間を掛けて解かず、ハリスをすぐに切って次に備えるのがベスト。そのため予備は十分に用意したい。

潮上でもワラサ連発
藤田さんは同宿の古くからの常連だけに、危なげなく1尾目ゲット。朝は右舷側に潮が流れ、潮上の左舷は不利のはずだが、すぐに2尾、3尾と追釣して腕の冴えを見せる。
左舷ミヨシ2番の飯塚さんもマダイ狙いで通う一人。はやくも7尾釣り上げたというサインを送る。

最終釣果
さらに当日は好食いが続く。藤田さんに同行の黄木さんは、前半今ひとつだったが、7時すぎに底からの指示に変わった第2ラウンドから本領発揮。
タナを取った瞬間に食ってきた2回を含め連発。終わってみれば9尾で次頭に。50Lのクーラーはいっぱい。

斉藤さんは、潮下の有利をフル活用。途中休憩をはさんで10尾を釣り上げ竿頭になった。釣り仲間の皆川さんも、負けじと7尾。

僚船ではトップ13尾
10時すぎまで順調な食いで11時すぎに早上がりとなった。また、第21瀬戸丸ではトップ13尾と、まさに剣崎沖のワラサは絶好調だ。

<週刊つりニュース関東版 坂本康年/TSURINEWS編>
▼この釣船について瀬戸丸
この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年9月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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