10月3日、早朝に目が覚めたので、サバ狙いで大阪南港にエントリー。今回はちょっと釣って食べてやるつもりで来た。

想定外の良型アジもゲットした釣行をリポートする。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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大阪南港の当日の状況

2021年の秋は暑い。残暑というか、夏そのものがまだ居残っているようだ。しかし日に日に、日の出は遅く、日の入りは早くなってきて、秋らしくはなってきている。10月3日早朝、午前5時30分に大阪南港にイン。中潮回り、7時半ごろ上げきり。最高30℃の晴れ予報だが、日の出までは肌寒かった。上着を羽織って、釣り場に立つ。

光量がキーとなるスーパーライトショアジギングなので、やはり日の出のあと、太陽の光がしっかりと海に全面的に溢れるようになってから、サバが食ってくる。しかし、前回釣行から1週間程度空いたくらいだが、この日は群れの密度が薄かった。ジグサビキを一応使ってみたが、数が伸びない。

陸っぱりライトジギングでサバ狙い 想定外の25cmアジ手中に満足
早めに反応したサバ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

メタルで25cmアジ

反応が思わしくないのでレンジもジャークも何もかもアバウトにやっていると、正面ちょっと先くらいで何か食った。サバにしては横走りしない上、なんだか引きがやわらかい。小さいやつかな、と思ったら、なんとアジだった。

陸っぱりライトジギングでサバ狙い 想定外の25cmアジ手中に満足
SLSJでアジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

メタルでアジを釣ったことは何度かあるが、10gクラスのジグで釣ったのははじめて。しかもかなり肥えた良型だ。体色は金。居着きのリアクションバイトだろう。これはいいものが掛かった。秋の気配、もしかしたら夜はアジングでも反応し始めるだろうか?

サバは釣れるがやや薄く

少し移動すると、サバがまた連発しだした。この日はどういうわけか、潮の流れていく方向と逆に動く。その群れを追いかけると釣れるのだが、海に全面的なサバの気配ではない。そして動いていく先に先行者がいたので、私もある程度までとして、切り上げた。

しかし、それでもこの日はなんといってもアジの釣果が嬉しい。しかもメタルで良型。久々にサバともどもお持ち帰りすることにして、早めに上がることにした。気持ちいい釣りだった。

今回はお腹の中の分析まで

血抜きは釣り場で済ませてきたので、アジ含め持ち帰った5尾を簡単にさばいていく。

アジの胃袋は黒い点々のようなものが入っていたので、おそらくプランクトンパターンだろう。金色の体色は、居着きのプランクトンパターンのアジの装いだ。しかし、あらためて並べて見ると、ベイトフィッシュパターンのサバよりよく肥えている。

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サバより肥えたアジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

サバのおなかの中もチェックした。ここ最近はずっとカタクチイワシベイトなので、たぶんそうだろうと思って胃袋の中身を見ると、半分消化された小魚が出てくる。確定。

陸っぱりライトジギングでサバ狙い 想定外の25cmアジ手中に満足
カタクチパターンのサバ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

しかし、中サバ程度の胃袋では、この一尾でおなかいっぱいのはず。意地汚く(といっては魚に失礼だが)メタルジグに食ってくるとは……まあ、こうして食いまくり、もっと潮に揉まれて大きくなってくれたら、それは嬉しい。今年は大サバ狙いも楽しみたい。

そして、さばいていく途中、身を触りながら思っていたことだが、もう、脂が乗りに乗っている。塩とみりんをまぶして軽くくさみをとって、冷凍庫に入れ、シャワーを浴びてゆっくりと道具の片付けなどもしたあと、昼からビールと一緒にいただくことにした。

陸っぱりライトジギングでサバ狙い 想定外の25cmアジ手中に満足
ぶつ切りでいただいた秋のサバとアジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

うまい、この一言!

そろそろ夜はアジングか

今回アジが釣れたのは本当に嬉しかった。

この秋はまだアジが入りきっていない大阪南港だが、もしかしたら、次の潮回りくらいでアジが接岸するかもしれない。

最近はSLSJばかりしていたが、手に慣れたアジングの繊細な操作を忘れることはない。昼から夕方にかけてジグを投げて、夜な夜なアジングという次の釣りのプランができた。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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