毎年五島列島福江島に遠征釣行に通う筆者が、釣り人視点で同島を紹介。もちろん観光情報は一切なし。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
五島列島福江島とは
長崎県の西側に位置する五島列島はその名の通り大きな5つの島と小さな150もの島々から構成されます。五島の海域は魚種が豊富でいずれも魚影が濃く、とくに大型魚と出会えるチャンスが多いため、磯師も、船釣り師も、エサ釣り師も、ルアーアングラーも含めて多くの釣り好きがキャリアベストの魚を求めて国内外から集います。

そのため、「釣り人の聖地」、「釣り人憧れの地」、「釣り人の楽園」などと称される。その中で、福江島は5つの島の最西部に位置し五島では最大の島である。五島遠征釣行というと上級者のイメージが強いかもしれませんが、船釣りなどではビギナーでも気軽かつ安全にエントリーできるものもあります。
釣り人的『五島列島福江島』の歩き方 島へのアクセスと島内移動方法 - TSURINEWS
宿泊施設事情
地域的には福江港周辺の福江地区が栄えており、観光ホテルやビジネスホテルが意外とたくさんあります。観光地ではありますが、シングルルームの客室もけっこうありますのでぐっすり熟睡できてありがたいです。

なお、2018年に五島を含む地域が世界遺産に登録されたこともあり観光客の人気も急上昇していますので、早めのご予約をおすすめいたします。また、ホテルによっては部屋に釣り具を持ち込めないなどのルールがありますので事前に確認してトラブル回避することをおすすめいたします。
ホテル以外では民宿などもあります。ネット予約に対応していない民宿もあるようですので、船宿などに相談してみたらよいと思います。
飲食店事情
食事をするお店も福江地区中心にかなりたくさんありますので、宿泊施設で予約してなくても夕食に困ることはないと思います。ただし、朝食は下手すると難民になることがあります。
沖釣り人の行動パターンでは出船できる日なら、朝ごはんタイムは船の上なので気にする必要はないのですが、凪が悪くて出船できない日の朝食は苦労する場合があります。

筆者の経験では、前日の夜翌日出船できないことが確定したあと、ホテルの朝食をお願いしようとしたところ、予約していない人の朝食はもう食材がなく用意できないと断られてしまい、翌日スマホ片手に朝食を求めて街をさまようもモーニング営業している飲食店がなかなか見つからず、やっととある喫茶店に辿り着いたことがあります笑。まあ、ハプニングも旅の楽しみです。
コンビニ事情
絶望的に少ないです。それでも福江島内に5店ほどコンビニがあるようですが24時間営業は2店のみとのことです(某遊漁船船長談)。
2020年までは全店『ポプラ』という中堅コンビニチェーンでおにぎりやサンドウィッチが筆者推しのコンビニでしたが、2021年ローソンとポプラの提携により、看板が『ローソン』に変わった店舗と『ローソン&ポプラ』になった店舗があります。

繁華街の福江地区に24時間営業のローソンがあり、福江地区に宿泊している場合は徒歩圏内です。
お弁当屋さん
島内に『ほっともっと』が2店あるようです。そのうち1店は繁華街の福江地区にあります。夜は23時までとかなり遅くまで営業しています。ほかに夜遅くまで営業しているお店が少ないせいかけっこう混雑していることもあります。
朝は6時からと早いには早いのですが、釣り人にはちょっと遅いかもですね。
宅急便
ヤマト運輸、佐川急便、郵便局とメインどころ3社の営業所が揃っています。釣魚を冷蔵便で送る場合、ヤマトは120サイズまでしか対応していないため、140サイズのブリ箱クラスはNGです。佐川かゆうパックにしましょう。
また、持ち帰れないサイズの魚は計画的にリリースしましょう。
谷川製函有限会社
釣り人の強い味方です。各種発泡スチロール箱の製造販売と保冷剤の販売をしています。ブリ箱クラスの大型の箱も釣具店やホームセンターよりもだいぶ安価です。
保冷剤はキンキンに凍ったものが1個(500g)150円くらいだったと思います。氷と違って水漏れのリスクがなく、重量も1個500gと明確なので釣魚の持ち帰りや発送の際、重宝します。

福江港の近くに店舗をかまえています。小売りがメインではないようですが、事務所で現金売りしてもらえます。レシートではなく伝票を切ってくれます。閉店時間が早いです。とくに土日は午前営業のみとのことなので、事前に営業時間のご確認をおすすめします。繰り返しますが、小売りがメインではないので本来のお仕事のお邪魔にならぬよう配慮したいものです。
ちなみに、ブリ箱はオサダというホームセンターでも販売されていました。
遠征は下調べが重要
遠征先ではマナーや各施設のルールをしっかり守り、現地で暮らすかたがたの生活に迷惑をかけることがないよう十分に配慮したいものです。遠征釣行のハウツーについては、筆者の初期の過去記事もご参考にしていただければ幸いです。
なお、本記事の内容は、筆者が個人的に取材した2021年11月時点での情報になります。できるだけ正確な情報となるよう努めておりますが、内容の正確性を保証するものではございません。万が一掲載された内容によって生じた損害等に対しては責任を負いかねますのでご了承ください。
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<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>
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