12月20日(月)、埼玉県本庄市にある間瀬湖へボートワカサギ釣行した。朝イチから3時間ほど厳しい状況であったものの、結果的に313尾と満足した釣果を得られた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)
間瀬湖でボートワカサギ釣り
今回の船宿は間瀬湖にある田中園を利用した。同店ではボートでのワカサギ釣りが可能であり、間瀬湖下流域にほど近い場所にお店とボート桟橋がある。
下流域の堰堤は昭和レトロ感満載で目の前には田中園ボート桟橋。間瀬湖のボート料金設定も比較的安価なのも私には嬉しいところで助かるし、スタッフさんの対応も素晴らしくとても親切な船宿だ。私は釣れる釣れないよりも、気分よく1日遊ばせてくれることが一番大事だと思う。そんな船宿である。
営業時間:6時~15時(7時出船15時帰着厳守)

近況確認
6時40分に船宿に到着して受付をするが、本日は貸切とのことで最近の状況を店主より教えていただく。最近は100~300尾の釣果が出ているようで、昨日も同様にサオ頭が300尾台のこと。ポイント的には『堰堤周辺』らしく、桟橋から目と鼻の先の近場であるようだ。
ワカサギタックル
タックルは、自作先調子ザオ35cmに延長アダプターを取付けて、リールはレイクマスター2丁。仕掛けは自作仕掛け6本バリ袖1号と下バリ構成が2本分、オモリは多点を考慮して3号。エサは紅サシ白サシで、合計3袋用意した。

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朝イチから厳しい洗礼
釣り座にタックルをセットしたところで魚探画像を確認すると、水深17mで5~7mあたりの中層のみに反応がでている。エサを付けて仕掛けを投入すると4尾ほどワカサギは釣れたが、すぐさまヘラブナが掛かってしまう。
そして、その後は無反応が1時間ほど。昨日はヘラブナの例会があったようなので、先程の反応は同外道だったのかもしれない。

ワカサギ求めて移動
朝イチから1時間ほど様子をみたが、4尾しか出ずに魚影も確認できないので移動を決断。魚探を確認しつつも上流に向かいワカサギを探索する。が、実積のあるポイントに着いても魚影は確認できない。そして時間だけが過ぎていきあっという間に2時間が経過してしまう。
移動の際に瞬間的に魚影を確認したら仕掛けを入れてを繰り返して、なんとか11尾ほど拾うことができたが安定しない。
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諦め半分で最初のポイントへ
厳しい中で移動しつつ朝から15尾ほど釣れたタナを考慮すると、底層の釣りで得られたものではないことを頭で整理する。そして、最近の状況を考え、やはり実積のあったという最初にサオを出したポイント周辺に戻ることにした。
すると魚探には朝イチにみたタナに反応があるので、諦め半分で粘ってみることにした。

状況が好転
時刻は9時50分であり桟橋を出てから3時間経つというのにカウンターは15尾のままだ。日が差してきて気温も上がり、モーニングタイムを逃した本日は非常に危うい。しかしタナに仕掛けを合わせるとアタリがあり、1尾1尾であるがついにワカサギが掛かりだした。
タナもわりと浅いので、アタリが出るまでのタイムラグもあまり気にならない。
釣果は上向きに
中層に映るワカサギは常時ではなく多少気まぐれで、連続に掛かることない。それでも水面から3m付近で掛かることもあり、11時で109尾となり釣果は上向きだ。
多点で掛けられるようなサカナの反応はないもののポツポツ数は増えていき、12時で187尾とこれなら上手く行けば最低でも250~300尾程度であれば狙えそうだ。

300尾超えの釣果を得て納竿
まばらなりに順調に掛かり、13時30分で256尾と悪くない。10時に釣れだしてからは「終始中層拾い釣り」で派手な多点掛けはまったく望めないが、2点掛けやたまに3点掛けもできた。
そんなこんなでついに14時30分で308尾と満足感に浸る。仕掛けを放置していると4点掛けがあり、さらに1尾追加して14時48分となった。15時桟橋帰着厳守なので、すぐさま納竿して313尾の釣果を得た。

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釣れない状況に何を考えた?
最後に、釣れない状況で考えたことを紹介したい。
1、朝イチの反応を考慮
朝イチヘラブナが掛かりその後は沈黙と厳しい状況下におかれた。その時に底層も探るがアタリがなく、魚探で反応を見ながら移動をしていく中でも「釣れたサカナは全て中層で釣れていた」ことに気付き、ここに焦点をおいた。
2、最近の状況を信用する
自身の信頼するポイントが釣れない状況だったことから、「諦めを得た」。それにより近況を信頼する他に理由がなく、開始3時間後の状況変化に期待をこめた。
3、好転状況下にヤル気回復
魚探反応は中層のみで間違いがなく、アタリダナを見極めて固定。こうなれば状況が悪くならない限り後はヤル気次第で結果につながる。タナも浅いので1尾1尾の拾い釣りでも数は増えていき回転数で釣果をのばした。
4、ロング仕掛けに分
さらに重要だったのは仕掛けの連結である。メインで釣れるタナも2m程度あるので仕掛けを連結することで、2点で掛けられることが増えたことも非常に有効で釣果アップに貢献したと考えられる。今回の状況下ではコレをするしないで釣果に差が出たのは間違いないだろう。
5、釣れる時間は極力集中した
朝イチの恩恵がない状況だっただけに、それなりのロスがあった日。数釣り分野であの状況下に陥った以上は、魚影が確認できる時間帯はとにかく手を動かして1尾でも多く数を重ねた。
今後の展望
釣行を終了して店主と話をした際の情報だと、毎年解禁後は1束~3束出れば十分な釣果であるようだ。今回は状況的に私なりには上出来であったが、朝イチの恩恵もある条件のいい日に当たれば好釣果に期待出来る時もありそう。また時間を見つけてチャレンジしたいと思う。

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<なおぱぱ/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について田中園
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