アジングにおいてジグ単リグで釣りをする際、スナップは使用しますか?それともしませんか?今回は「スナップ」使用のメリットとデメリットについて考えてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
ジグ単の釣りでスナップを使いますか?
アジングの時にラインを直結するかそれともスナップで接続するかを見ていると、大半の友人がラインを直結で結んでいた。しかし、釣具メーカーからはアジングなどのライトゲーム用のスナップが多数販売されており、筆者が使ってみてのメリットとデメリットを考察してみた。
スナップを使うメリット
はじめにスナップを使うメリットを紹介する。
時短効果
まず、スナップを使うメリットとして、リグ交換が素早くできるという点である。直結の場合いったんイトを切り再度結ぶと早くても1分程度は要するが、スナップだと10秒程度で交換することが可能だ。
特にこれからの厳冬期のシーズンは手がかじかむとイトを結ぶことも嫌になるが、スナップを利用することで素早い交換が可能だ。筆者の実釣においても交換ウェイトのジグヘッドにワームをセットしておくと、より手返しよく釣ることができると感じた。

アンカー効果
二つめにアンカー効果である。アジングでは僅か0.数gのウェイトでも食いに影響されることがあるが、特に冬の時期では風や潮流で狙いのレンジにリグを送り込めず悩ましいこともある。こんな時、僅かなウェイトでもジグヘッドの上にあるとイトを張る効果があるため、狙いのレンジに送り込みやすくなる。磯のフカセ釣りでガン玉を追加する効果と同様と考えて貰うといい。
フラッシング効果
三つめは直結に比べて結束部の自由度が大きいということである。アジやサバなどの魚は最近流行しているアンダーベイトなどではエサを付けずに空バリ(素バリ)をキラキラ輝かせて食わせる。つまりキラリと輝くものに対して反応する。ジグヘッドとラインとの自由度が大きいとフラッシング効果を期待できるという事である。
特にジグヘッドのフックが金バリのものやワームにラメが多く含まれているものを使用すれば、フラッシング効果は大きくなりアピール力も高まると思われる。しかし、時折見られるアジが金バリを嫌がる傾向にある時はデメリットにもなりえることもあるので、諸刃の剣とも言える。
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デメリット
続いてデメリットを紹介する。
互換性に劣る
スナップを使うデメリットとして、まず全てのジグヘッドがスナップを使用できる設計がなされていないことである。大半のメーカーは潮受けの抵抗を大きくしたり、ラインを通しやすいようにアイの部分を大きくしたラージアイで設計しているジグヘッドを見かけるが、ジグヘッドのパッケージなどに「直結を推奨」としているメーカーのものは極小のスナップですら通らないこともある。

破損の可能性
次に伸びたり、折れたりするという点である。ライトゲームにおいて秋の時期にはタチウオなどの歯の鋭い魚がヒットする時にスナップに歯が当たりラインブレイクを防ぐ効果が期待できるが、そもそもライトゲーム用のスナップの強度を過信すると不意の大物や根掛かりを外す際の動きで伸びてしまうこともあり、コストパフォーマンスの面からでもいいとは言えない。
干渉音
最後に干渉音が気になるという点である。実際には聞こえるかどうかは魚に聞いてみないと分からないが、スナップを介して結束するとアクション時にアイとアイの干渉音が出て、これが釣果に影響を与えるのではないかと感じてしまう。
まとめ
このようにメリット・デメリットはあるが、実際の釣行において使ってみても普通にアジを釣ることができる。極論は好みによるということである。一度試して貰って、自分に合う・合わないを判断して貰いたい。

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<福岡崇史/TSURINEWSライター>
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