初釣りは新しい釣りにチャレンジしようと思い、滋賀県高島市にあるフィッシングパーク高島の泉へ足を運んだ。最初の1匹がまさかのビッグワンとなった、当日の釣りの模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)
エリアトラウトゲームに挑戦
白銀の世界に包まれ、いてつく寒さを感じるようになってきた。年末年始の日本海は大シケ。家でゆっくり過ごそうと思ったが、悲しき釣り人のサガなのか、気づけばサオを握り締めていた。釣りには行きたいが、新年早々危険な目に遭うのは縁起が悪い。そこで前々から気になっていたエリアトラウトに挑戦。
釣行日は1月2日。営業時間前に到着したが、営業初日ということもあり、駐車場は多くの釣り人の熱気に包まれていた。自分も圧倒されないように念入りに準備していると、いつの間にか開園時間の午前7時になっていたため、受付へと向かった。

今回は初めてということもあって、4100円の6時間コースで楽しむことにした。あいにく今回は専用タックルをそろえる時間とお金がなかったが、アジングタックルで代用できるとのことだったので、ロッドは碧IUS‐70XULS‐LV、リールは月下美人2004、ラインはナイロン3lbを使用した。
フィッシングパーク高島の泉
高島の泉では、プラグやスプーンの他にバーブレスフックの販売も行っている。またソルト用の小型プラグも、その場でバーブレスフックに交換すれば使えるのも、エリアトラウト初心者にはうれしいポイントだ。
ただし全てのルアーが使えるのかといえばそうではなく、大体の場合レギュレーションが設けられている。そのためプラグのサイズや重さ、形などによっては使えない場合があるので注意が必要だ。
高島の泉では3つの池があり、第1ポンドは小型のニジマスが多く初心者向けになっている。またどの池にもイトウやブラウントラウトなどの大物が潜んでいるので、大物狙いなら6lbぐらいの強めのタックルを用意しておくといいだろう。
最初の一尾がまさかのビッグワン
まずは慣れるために第1ポンドからスタート。受付で購入したワブクラ(クランクベイト)で、スローに表層から中層を引いていくと……、ゴッとしっかり手元まで伝わるバイト。フッキングを決めると、ジジーッとドラグ音が鳴り響く。
予想以上の大物にドキドキと焦りを感じながらも、テンションが抜けないようにやり取りして無事ネットイン。エリアトラウト最初の1匹は、まさかのニジマス54cmだった。

意外と簡単?と思ったのもつかの間、すぐにバイトが途絶えてしまった。正直始める前は「釣り堀やし釣れて当たり前」と思っていたが、いざ始めると想像の何倍も難しく、楽しい釣りだ。
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泥沼に片足ずっぽり
スプーンやソルト用プラグを使い、手変え品変えさまざまなアプローチで反応をうかがう。パターンにハマるとパタパタと釣れてくれるが、数匹釣るとまたピタッと釣れなくなる。
ルアーローテしながら最適な釣り方を模索する、これがエリアトラウトの醍醐味なのだと、初心者ながらに感じた。

感覚的に、探り探りでパターンを見つける釣りはアジングやメバリングに通ずるものがあるのかも。
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<週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河/TSURINEWS編>
▼この釣り場についてフィッシングパーク高島の泉
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年1月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 人生初のエリアトラウトで54cmニジマス 最初の1尾にビッグワン登場 first appeared on TSURINEWS.