釣具を購入するのは釣具店が基本です。しかし、ネットでロッドやリールその他細々したものを買うこともできます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター 井上海生)
ネットで購入できるロッド&リール
第一に、この記事そのもののテーマを否定するようですが、ロッドやリールといった釣りの要のものは、釣具店で実機を触って購入すべきです。アタリハズレが大きいというわけではありませんが、何も情報を持たないままポンと購入すると、そもそも思っていたのとずいぶん違うものがきたりしかねません。
筆者も一度、触ったこともないメバルロッドをネットで購入し、痛い目に遭いました。
しかし僻地のアングラーにとって、釣具のネットショッピングは便利です。釣具店が傍にないところでは、ネットを利用するのがいかにも現代的な購入方法でしょう。
ロッドやリールはありとあらゆるネットショッピングサイトで出品されています。筆者の印象では、釣りに必要な9割くらいはネットで買える印象です。ぜひ覗いてみてください。
実店舗で触れないデメリット
釣具のネットショッピングを利用する際に頭においておきたいのが、基本的に実店舗で触ることができないというデメリットです。もちろん、実店舗で触ってネットで購入するという手もありますが、釣具店が近くにない人は、実機を触って買うことはできません。

しかし、このデメリット・ハンデはネットに出ているロッドやリールのインプレッション記事などで、いくらか補うことができます。自分と同じような釣り方をしているアングラーのインプレッションを参考にすれば、ある程度まで失敗は減らすことができるでしょう。
ロッド&リールを買うときの注意点
筆者はネットでロッドやリールを買うことに異論はありません。しかし、注意しなければならないことはあると思います。
まずロッドですが、買ってしまったあと、調子に文句を言うことはできません。調子というか、つくりそのものですね。たとえば軽さが売りのアジングロッドを買ってみたけど、ティップの入り方が好みじゃない……これは仕方ないことです。

次にリールについて。リールはそもそも、アタリハズレがあるものです。ネットで購入する場合には、細かい誤差には目をつぶるしかありません。しかし、いわゆる二大メーカーならば、そこまで大きな個体差はないでしょう。釣っていけば手になじんでくるものです。
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要注意「保証書」の有無と状態
ロッドにはメーカーの1年保証がつくことがあります。たとえば免責額7000円で#1を修理できる、など、そのような内容です。ネットショッピングではこの保証書が付かないことがあるので注意してください。

正確に言うと、付かないというより保証書に捺印されないことがあるのです。
この場合どうなるかというと、まったく保証なしというわけでなく、メールに届く納品書とあわせて保証書扱いとなったりと、そのお店ごとの対応があります。かなり大事な部分なので、購入前に確認することをおすすめします。
ネットショッピングの恩恵
良いところもあれば、悪いところもある、釣具のネットショッピング。やはり結論は実店舗で触って、店員さんと一緒に製品チェックしたものを購入すべきですが、もちろんネットで買うのもいろんな意味でアリです。
ロッド&リールもそうですが、注目すべきは、その他の釣具です。筆者はライトゲームアングラーですが、ワームもジグヘッドも、ほしいものは9割ネットで買えてしまいます。このへんの消耗品なんかは実店舗で見てもまさか質が変わるものでもないので、いいですよ。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
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