便利だが既製品を買うと結構値が張るのが、ロッドスタンドの付いたバッカン。今回は低予算で作れるロッドスタンド付きバッカンの作り方を紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

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ロッドホルダー付きバスケット

筆者は管理釣り場やライトソルトゲームをする時、道具をバスケットに入れて持ち運ぶことが多い。その理由として専用のバッカンに比べて耐久性が強いということ、汚れたり濡れたりしても掃除や乾燥も簡単に洗ってふき取るだけで出来ること、何より専用のバッカンに比べて安価であるという事である。

しかし、複数のタックルを持って行く際のロッドスタンドが無いという問題点がある。ロッドを直接地面に置くと思わぬ破損に繋がることもあり是非にもロッドスタンドを取り付けたい。ならば作ってしまおうとDIYをしてみることにした。

材料

ベースとなるバスケットはルアーケースなども製作しているリングスター製のスーパーバスケットSB-370である。また最近ではバスケットが他の釣具メーカーからも発売されているが、耐久性が優れているという点でこれをベースとした。

ロッドスタンド付きバッカン自作方法 15分で出来て費用は相場の半額
用意するもの(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

取り付けるロッドホルダーはTAKA産業のクリップ式のロッドホルダーを2つ準備した。ロッドホルダーはバスケットの高さより低いものを選択しないと意味をなさないので注意が必要だ。またロッドを取り出しやすい角度に取り付けたいのでクリップタイプのものがあるとなお良い。

ロッドスタンド付きバッカン自作方法 15分で出来て費用は相場の半額
クリップタイプだと角度を付けることができる(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

最後に結束バンド(タイラップ)は100円ショップで購入した。様々なカラーのものがある。目立たなくするにはバスケットの色に合わせると良いだろう。短かったり、太すぎると製作時に苦労するので適度なものを選ぶと良いだろう。

今回は25cmで6cmまで締め込めるものを準備した。

作成手順

まず、ロッドスタンドを止める位置を決める。バスケットの種類にもよるが、止める位置にバスケットの穴がくるか確認する。おおよその位置が決まればマジックなどで位置をチェックしておくと良いだろう。

位置が決定したら、バスケットの内側から結束バンドを通して固定をしていく。この時結束バンドをいきなり最大まで締めず、取り付けるスタンドが軽く止まる程度で一度止める。再度、ロッドスタンド側の角度を調整してから徐々に締めていくとバスケットが割れたり取り付けの角度が思い通りいかなくなる失敗も少なくなる。

ロッドスタンド付きバッカン自作方法 15分で出来て費用は相場の半額
位置を決めて徐々に締めていくと失敗は少ない(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

最後に最大の所まで締めてから、ロッドスタンドのボディーの部分にも同様に3~4本結束バンドで補助となる結束バンドを付けていく。全ての結束バンドを締め終えたら余った部分をハサミでカットして完了である。製作時間はおおよそ15分であった。

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完成(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

現場で実際に使用してみると専用のバッカンと遜色なく使用でき非常に快適なゲームを楽しむことが出来た。蓋が無い分道具の出し入れが非常に行いやすく移動も素早くできるいいことずくめであった。


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作成費用はどれくらいか

一般にロッドスタンド付きのバッカンの値段は大手通販サイトを参考にするとメーカーによるが8500円~6000円前後であった。

バッカンにロッドスタンドがオプションのものだとそれ以上の価格となる。

このバスケットロッドスタンドの場合、バスケットがおおよそ700円、ロッドスタンド本体が1つ980円が2つで1960円、結束バンドが100円ショップなので合計で2760円でメーカー製の半額以下で作成時間はたった15分である。雨で釣りに行けない日などDIYで作ってみてはいかがだろう。


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<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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