引き続き厳寒期ではありますが、少しでも寒さが緩んだ日は淡水小物釣りへゴー。今回はオイカワ・カワムツ・タカハヤ合わせて17匹を手中にできた釣行をレポートします。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中辻久範)

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弁天谷川で淡水小物釣り

2月18日は午前8時半に起床。この日は一日仕事オフでした。いつもは午前5時起きなんですが、休みなんでなかなか布団から抜け出せませんでした。頑張って布団から抜け出すと、思ったよりも暖かい。釣竿を取りに外の物置に出ても、それほど寒くは感じられませんでした。

気温は10度、そりゃ暖かいわけだ。太陽も出ていて、快晴でした。これはチャンス日だということで、平野部の弁天谷川に自転車を走らせます。

釣りという遊びはシミュレーションが大切な遊びです。自宅は10度でも、水辺に出れば5度ぐらいと読みました。

まず、山間部より平野部で確実な釣果を得たいがため、和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺付近の弁天谷川(紀ノ川中流エリア)を選んだわけです。

活性高くカワムツ連発

午前9時前にいつもの水門下小堰堤のポイントに到着。川を覗き込むと底の方でピカピカと光っております。この光はオイカワが活性高く泳いでいる証拠ですね。

真冬の淡水小物釣りで3魚種2ケタ釣果達成 経験を元にした読みが的中?
弁天谷川のマイポイント(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

この時、コイはいませんでした。中層で黒い魚影、これはカワムツの群れです。釣り場に到着してもそう寒くはありませんでした。活性は高いと言えるでしょう。

早速、カーボン製タナゴ竿1.5mにミチイト1号、3号玉ウキ、ガン玉5号、そしてK社0.4号糸付金袖2号の玉ウキ仕掛けをセットします。

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あいも変わらずのK社金袖2号(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

仕掛けを投入する前にポークソーセージを10玉ほど細く千切り、ポイントに撒きます。これは魚を寄せるためです。

ここでようやく仕掛けを投入。撒いたソーセージをついばみにきております。針につけたエサにも魚が突進してくるのが見えました。エサが消えた時点でウキを見ることもなく、即アワセ、そしてヒット。

8cmのカワムツの上口を金袖2号は貫いてくれていました。

ここからバラシもありましたが午前10時までに同サイズを4匹追加しました。

オイカワ混じりで追釣

午前10時を過ぎると魚影はあるんですが、アタリが止まりました。スレもあるんでしょう。また10玉ほどソーセージを撒いて粘ります。苦痛なほどの寒さではない日にしろ、アタリが止まった時間というのは寒さが身にしみるものです。帰るかどうか迷いましたが、引き続き粘ることを決意します。

午前10時40分過ぎからまたアタリが出始めました。ここから1時間はひっきりなしにアタリが出ます。心なしかサイズも上げってきました。ちなみに8匹目の魚は8cmのオイカワでした。

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オイカワも交じる(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

この魚、和歌山では減ってきており、今となっては高級魚です。もちろんリリースして引き続き魚とのやりとりを楽しむこと1時間、午前11時40分までに14cmのカワムツを筆頭に13匹の弁天谷川での釣果でした。

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まあまあの型14cmカワムツ(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

嵯峨谷川へ移動

このまま弁天谷川で粘っても良かったのですが、私の悪い癖「飽き性」が出てしまいました。カワムツだけでは飽きてしまい、タカハヤが欲しくなったのです。

正午までに弁天谷川のマイポイントを片付けて掃除し、ここから和歌山県橋本市高野口町嵯峨谷付近の嵯峨谷川に向かいました。

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嵯峨谷川止水の第1ポイント(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

午後はもっと気温が上がっていたので、ある程度、タカハヤの釣果も得られると読んでの判断です。ちなみにこの日の釣り飯はカップヌードルカレー味です。もちろんゴミは持ち帰ります。

タカハヤ顔見せ

午後1時前に嵯峨谷川の第1ポイントに到着。止水のマイポイントです。SZM岩清水3.6mに竿を変え、先程の玉ウキ仕掛け(長いバージョン)をセットします。エサも同じくポークソーセージです。

仕掛けを投入して10秒も経たない間に岩影からエサに突進してくる魚影が見えました。直後に玉ウキがスポッ!すかさずあわすとブルブル元気の良い手ごたえ。上がってきたのは7cmのタカハヤでした。

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タカハヤのファーストフィッシュ(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

こんな食い方をするのは活性が良い証拠ですね。ただ、後が続かない。

1匹釣ったらスレてしまうのです。ここでは粘りません。

ポイント移動でタカハヤ追加

粘らずに良型タカハヤが出る落ち込み堰堤下のポイントに移動しました。ここはミャク釣り仕掛けに変更です。

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第2ポイントで変更した脈釣り仕掛け(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

先程のポイントと同じくすぐにアタリがあり1匹目はすぐ釣れるんですが、ホンマ後が続かない。でもここが最終と決めていたので、40分ほど粘りました。

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良型が出る第2ポイント(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

7cmほどのタカハヤを3匹追加。結局午後2時過ぎに納竿としました。

最終釣果発表

この日の最終釣果は弁天谷川で8cmのオイカワ1匹、平均8cmサイズのカワムツ12匹、嵯峨谷川で平均5cmサイズのタカハヤ4匹の合計17匹でした。この時期に2桁釣果はまずまずの結果だと思います。

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今回のラストフィッシュ(提供:TSURINEWSライター中辻久範)

読みが的中

2桁釣果が達成できたポイントとしましては、前の方でも書きましたが読み(シミュレーション)だと私は考えております。もちろん読みは外れることはよくあります。だって生き物相手の趣味ですからね。今までにエサやポイント、針のことなど書いてきましたが、最後には経験からくる読みなんですね。

この気温だと、山間部に行かずに平野部のポイントがいいとか、この時間によく出るアタリの魚種は何かとか、大体は解ってくるんです。ただ、この読みが通用するのはホームリバーのみという欠点があるんです。つまり、アウェイに弱いということですね。

まとめとして、もう少し暖かくなるまでは、釣れそうな魚をホームグラウンドで的確に狙っていくつもりです。

<中辻久範/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
弁天谷川&嵯峨谷川
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