肥前鳥島は男女群島からさらに北西30kmほどにある北岩、中岩、南岩の三つの小島から形成される岩礁で、特にオナガグレや石鯛の魚影の濃さは日本一とも言われる屈指の釣り場。滅多に行けない秘境中の秘境です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター石田一聖)
あじか磯釣りセンターから肥前鳥島へ
3月11日、今回利用したのは長崎県田平港から出船する、あじか磯釣りセンターのブラックヘリオス。出港の14時に合わせて2時間前の12時から荷物の積み込み開始!忘れ物がないよう十分にチェック!無事出港し3時間30分の船旅。
50cm級オナガグレが入れ食い
当日筆者は中岩の南側の船着に上礁。ここで約24時間の釣りが始まる。
先ずはオナガグレ用の仕掛けを組み夜戦に備える。サオは振出の石鯛ザオに6000番のリール。ミチイトは12号にハリスは10号と極太仕掛け。
早速まきエサを足元に打ち様子を伺うと、いきなり49cmのオナガグレが食ってきた!海を見ると島全体をオナガグレに包囲された状態で、入れ食いが始まる。
その後すぐ日が暮れ夜釣りを開始。サイズアップを狙うも同じサイズのオナガグレの乱舞。その時点で20匹以上(ほぼリリース)釣っていたので、正直いくら釣りが好きでも飽きてしまうくらい釣れた。
夜釣りで5kg級クエ登場
オナガグレを釣りすぎたので今度は一攫千金狙いの高級魚クエを狙う。仕掛けは石鯛用仕掛けでミチイト24号ハリスはハリスワイヤーにクエバリの20号。エサはスーパーで買った小アジ。
ドキドキしながら早速足元に仕掛けを入れると、いきなり水深5mほどくらいを落としている途中にサオがものすごい勢いでギューンと海中に突っ込んだ。油断していてアワセを入れる前に魚が離れたが、間違いなくクエなどの根魚のアタリ。
もう一度エサのアジを付けて再投入。すると同じタナですぐに食ってきた。重量感のある強烈な引き。慎重にやりとりし上がってきたのは5kgほどのクエ。

40cm級石鯛が入れ食い
翌朝からは本命の石鯛釣り。エサはサザエや赤貝などを準備。状況に応じて使い分ける。今回GoProを持参していたので水中を覗いてみると、何と足元には石鯛の群れが。その映像に大興奮!水面から2mくらいにも魚影が見えていた、が水中映像でその正体が判明。
見えている魚は釣れないと言われるが、ここ肥前鳥島は見えている魚が釣れる。潮や時合いは関係なし。

最終釣果
今回の釣行では、最終的にオナガグレ20匹、石鯛も15匹ほど釣れた。ただ筆者はそれだけ持ち帰っても処理できないのでサイズを厳選、リリースしながら調整した。まさに釣り堀で釣りをしたような感覚と言っていいのだろうか?
滅多に近づけない秘境だけに上礁叶えばとんでもない釣果に恵まれること間違いなし。磯釣り人ファンなら必ず一度は憧れる肥前鳥島での釣り。ぜひ一度体験してみてほしい。

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<石田一聖/TSURINEWSライター>
▼この釣り場についてあじか磯釣センター
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