5月は琵琶湖・北湖側、北西部の高島市で、釣りと観光をプチっと行いました。8日は、長浜市から反時計回りで琵琶湖を一周のうち、高島市で1時間ほど滞在。

23日は釣友と2人で回った、日の出からの釣果、立ち寄った観光スポットを紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

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琵琶湖の高島エリア

滋賀県と言えば、「琵琶湖」を思い起こされる方は、日本全国共通の認識ではないかと思います。そう。滋賀県は水も緑も豊か、高島市は特に、大自然に恵まれたことを売りにしています。

釣り場の特徴として、市内西岸部は海津大崎を起点に、遠浅の砂地が大津市まで続きます。陸っぱりからは狙いにくいポイントですが(安曇川河口付近には琵琶湖最深部104mがあり、ボート釣りでは印象が異なるでしょう)、海津大崎より北岸は、湖北特有の急深エリアです。

山の斜面がそのまま湖に向かって伸びるので、陸っぱりからランカー級を仕留められる可能性も。私も夏から冬にかけてのアベレージは30cmオーバーで、巻物で60cmアップが出せると夢を見ている激熱ポイントです。

高島市でバス釣り

ゴールデンウィーク最終日5月8日、夜に滋賀県南部で用事ができたので、日中は釣りができるぞ!と意気込んで車を走らせました。常にバス釣りを意識して湖岸道路を運転しますが、ここ数年どの地域でも、小規模の漁港で釣り禁止の看板が目に付きます。

湖北エリアで、ブレイクラインと湧き水効果で年中、朝イチにトップで釣れる漁港も釣り禁止で、朝の景気付けをできなくなったのは残念の一言。当日は高島市の端からスタートです。

琵琶湖で「観光+バス釣り」:高島エリア 市面積は滋賀最大で見所豊富
高島市の端(提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

海津大崎ではノーフィッシュ

海津大崎は、桜の名所で春には約4kmの桜並木が岸際を彩ります。釣り場としては、護岸されたポイントもあれば、岩場になって足元が悪いポイントもあるのでご注意ください。水中に岩が大小問わず転がっているので、丹念にソフトルアーで攻めて魚と対面したいところです。

釣り開始の時刻は12時。天気は晴れ。気温18℃。ここまで聞けば釣り日和かも知れませんが、風速6mをゆうに超え琵琶湖・本湖は白波が立つ状況は、私の釣り方にとっては最悪です。水質はクリアだったので、ミノーで足元を探ってから遠投!を延々と繰り返すこと2km、往復4kmノーフィッシュでした。

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海津大崎(提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

乙女ヶ池へポイント移動もボウズ

乙女ヶ池は、日本最古の和歌集である万葉集に詠まれ、古くから存在が確認されています。当時は琵琶湖とつながる入り江であり、その後は大溝城・外堀の役割を果たして、現在は西の湖と同じ内湖に分類されます。

この日は強風を言い訳に本湖から風の影響の小さいポイントを目指して乙女ヶ池へ移動してきました。以前、乙女ヶ池ではバス釣りの師匠が、プリップリの3kgを超えるスポーニングバスを、スモラバで釣り上げたことで印象深いポイントです。私は乙女ヶ池で釣果を上げるのが未経験(ボウズ)で、またまた強風を言い訳にして釣果未経験(ボウズ)のまま終わりました。初体験(脱ボウズ)はいつになるのやら。

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乙女ヶ池(提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

5月23日は釣友とバス釣行

5月23日は1カ月以上前から釣りの約束をしていた友人と釣行。深夜に合流して一路、高島市へ。霞ヶ浦の釣り以来、会ってなかったので道中は仕事の話題がほとんどで釣りの話はなし。

内心、5月8日の釣行で下調べは済んでるぜい!と勝ちを意識していましたが、釣り場に着くなり見慣れないルアーを取り出して一言。「Twitterで調べたから~」と、ただただ釣友のSNSなどを駆使した情報分析力には感心するばかり。しかし日の出から小一時間、お互い仲良くボウズで移動。

通称ビッグフットのテトラ帯で本命

通称ビッグフット。誤解のないよう先に触れると、住所は長浜市なのですが、高島市との境に近いので今回の釣果に入れさせて頂きました。「今回の釣果に」と書いたのも、私やりました!ボウズ回避の1匹を昨年から愛用している「KARASHI琵琶湖北部鉄板カラー・ワカサギ」で釣り上げました。

沖に向かって投げるのではなく、足元を通してこれるよう岸に対して平行にキャストした1投目で、私の現場(琵琶湖)での勘と経験に軍配。

2匹目が続かず、場所をかえることになりましたが、足元のテトラ帯に10~50cm級のバスが計20匹以上いて悠然と泳ぐ状況。手をかえ品をかえ、釣友と共闘するも基本的にはルアーを無視し、人間に驚いて逃げるような素振りを見せなかったバス側の総合勝利!?バスにとっては、なんのこっちゃ!?

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ブラックバスをキャッチ(提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

釣友にもバスがヒット

朝からほとんど風はなく釣り日和でしたが、正午前から風が出てきて本湖では白波が立ち、私は戦意喪失。朝イチ釣れた1匹で勝ち逃げと思っていました。釣友は粘り強く、各ポイントでワームを上手く風に乗せてキャストし続けること、5カ所目の坂本城址公園で初バスをゲット!

坂本城址公園は、「湖に突き出た鳥居の桟橋が立ち入り禁止になっている」「以前は人がたくさん乗って釣りをしてた記憶」から、「桟橋周りのプレッシャーが低くなっているはず」「岸からアプローチ!」という釣友のさすがの情報分析力から得られた1匹です。

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釣友にも本命(提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

琵琶湖のバス釣りルール

琵琶湖のバス釣り事情で切っては切れないルールの確認です。「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」で釣った魚のリリースは禁止。また「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により、バスやブルーギルなどの放流・飼育・生きたままでの運搬は禁止されていることを今一度、ご確認くださいませ。

高島エリアのオススメ観光スポット

男2人がドライブデートした!と書くのは微妙ですが、ファミリー、カップル向けのオススメ観光スポットを紹介します。男2人でも、バイク、自転車でのツーリングならめちゃくちゃ楽しめることでしょう。

白鬚神社

朝日が昇る前で、月とコラボした白鬚神社の鳥居です。灯篭に火が灯った境内からの写真など、鳥居が入った写真を何パターンか撮ってもらったことに感謝。

どの写真も手前に道路、高い柵が写るのですが、境内から琵琶湖に向かって横断中の死亡事故が絶えない現場です。横断歩道が無いので、道路を渡ってはいけないのに渡る人が……。湖岸道路で信号のない区間、白鬚神社は見通しの悪いカーブ付近で非常に危険です。せっかくの景観が崩れるの承知で、高い柵を設けて、多数の立て看板があるのでしょう。絶対に道路を横断しないこと。横断禁止を心に留めておいてください。

白鬚神社は、交通安全など人の導き・道開きの神であり、延命長寿の神として知られています。社務所前に設置された展望台から景観を十分楽しめるので、立ち寄りスポットとして是非!

琵琶湖で「観光+バス釣り」:高島エリア 市面積は滋賀最大で見所豊富
白鬚神社(提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

メタセコイア並木

メタセコイア並木は、春夏秋冬、彩りの変化が楽しめます。春は新緑・夏は力強いグリーン・秋は紅葉・冬は雪が積もってホワイト。是非、自分の目で確かめてみてください!

白鬚神社の立て看板と同じで、メタセコイア並木も一時期、観光客のマナーの悪さで、立て看板が増え景観を損ねていました。今回、行ってみると車の往来を確認し、歩道から写真を撮ったり、並木を眺める方ばかりで立て看板もほとんど見かけませんでした。

マナー向上の結果でしょうか。並木道沿い「マキノピックランド」で、果物狩り、キャンプ、カフェでお茶するのも良いですね。

琵琶湖で「観光+バス釣り」:高島エリア 市面積は滋賀最大で見所豊富
メタセコイア並木(提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

高島市の魅力

高島市は、面積が滋賀県最大の市で、琵琶湖の面積より大きい!って知ってましたか?私は知りませんでした。今回取材していて一番驚いたことです。高島市の魅力が書き切れない、回り切れない理由がわかった気がしました。

今回、琵琶湖に近い釣り場や観光スポットの紹介をしましたが、市内西部の山間部には渓谷があり、朽木というエリアがあります。グルメだけでも紹介させてください。

戦国時代より、若狭から朽木を通って京都まで鯖が運ばれていました。鯖を運んだ道を「鯖街道」と呼びます。鯖寿司、大変おいしく頂きました。鮒寿司、ビワマス寿司も高島市の特産品です(釣り場と同じく、買ったのは長浜市でスミマセン)。

琵琶湖で「観光+バス釣り」:高島エリア 市面積は滋賀最大で見所豊富
高島市のグルメ(提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)

プチっと釣りと観光を行っただけでは伝わらない高島市の魅力。

是非、皆さま自分の足で確かめてください!間違いなく、私とは違った魅力の発見もあるでしょうし、同じものを見て同じ感動を味わうことにもなるでしょう。

最後に、感染症対策でマスク着用は熱中症予防との折り合いをつけて行ってください。私は終始、マスクとサングラスをしていたので、頬だけが日焼けして、自然と小顔メイクができたような状態になりました。これ以上焼けるとデーモン閣下みたいになるので、次の釣行から日焼け止めか、マスクの脱着を工夫しようと考えています。


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<宇佐美岳洋/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
高島市
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