沖縄で人気のレッドモンスターと呼ばれる巨大アオリイカを狙うティップランエギング!今回は三重県五ケ所湾で釣船屋たにぐちを営む谷口船長の沖縄遠征釣行ツアーに参加させていただきましたので、釣行記とともに沖縄ティップランエギングの概要や魅力などをご紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターShinchan)

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』...の画像はこちら >>

沖縄ティップランエギング釣行

5月28日(土)天候はあいにくの雨、しかも梅雨真っ只中の沖縄の海は雨雲でおおわれています。波、風強く、最悪のコンディションのなか出船し、最初のポイントに到着。

水深60~70m、エギはシンカーをセットしたトータル70gで船長のスタート合図とともに一斉に落とします。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
お世話になったYAZAWA(提供:TSURINEWSライターShinchan)

いきなりの船中連発

するといきなり同船者にヒット!しかもダブルからトリプルと3人のロッドが弧を描いています。これが沖縄ティップランのポテンシャルかと驚きながらシャクり続けますが後が続きません。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
生憎の天気となった初日(提供:TSURINEWSライターShinchan)

筆者にもアオリイカ

後述しますが沖縄ティップランはランガンスタイルでイカを探しながらポイント移動を繰り返し、一つのポイントで何回もコースを変えるスタイル。まさに一撃必殺でレッドモンスターを仕留める釣り方です。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
同船者にヒット(提供:釣船YAZAWA)

最初のヒットからランガンを繰り返し、上級者は次々にレッドモンスターを仕留め、サイズもキロアップは当たり前で2kgサイズも上がっています。戸惑いながらもなんとかシャクり続けると、何とか私にもヒット!キロに満たないサイズながらも沖縄のアオリイカを釣り上げ安堵することができました。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
著者の1匹目(提供:釣船YAZAWA)

ラストに2.7kgレッドモンスター

後半に入り、雨は一時落ち着くも降り続き、ウネリもあり釣りにくい状況が続くなか、エギを安定させることに集中し、シャクり続けます。そして最後にこの日の最大サイズ2.7kgがGEECRACK青木さんにヒット!これぞレッドモンスター!驚きと興奮が収まらない中ストップフィッシングとなりました。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
GEECRACK青木さんに2.7kg(提供:釣船YAZAWA)

2日目は初日の反省を生かす

5月29日(日) 2日目は天候も回復し、曇り空の中の出船!戸惑いながらの1日目の反省点を生かしながら挑みます。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
二日目は好天に恵まれた(提供:TSURINEWSライターShinchan)

エギは数個に限定し、あらかじめシンカーをセットしておき船がコースをかえ、つけなおしている間に素早くローテーションさせ、何とかリズムをつかみ自分のスタイルへと持っていきます。一日目よりテンションアップ、何とか仕留めたいレッドモンスター!

3.3kgモンスター船中登場

しかしなかなか最初の1杯が上がらず1日目より厳しめか?そんな不安を一蹴したのが谷口さん!なんと本ツアー最大3.3kgのレッドモンスターがヒット!さすが男たにぐち!もってる男は違います。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
谷口さんと3.3kg(提供:釣船YAZAWA)

筆者にも1.3kgアオリイカ

そして私にも待望のアタリが!すかさずアワセを入れるとまあまあの手ごたえ!慎重に巻き上げると2kgには満たないものの小ぶりな1.3kgのレッドモンスターをゲット!

その後もイカを探しながらポイント移動を繰り返し、いいポイントに入るとダブルやトリプルとヒットが続き歓声が上がります。天候も回復し、曇り空から夏空へ!青い空、青い海!赤いレッドモンスター!これぞ沖縄ティップラン!私の釣果は伴いませんでしたがYAZAWA船長はじめ皆様のおかげで最高の沖縄遠征釣行となりました。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
著者と1.3kg(提供:釣船YAZAWA)

沖縄ティップランエギング特徴

沖縄のティップランエギングはドテラ流しで流す通常のティップランとは違い、スパンカーを上げ、船を風にたて、バーチカルにエギを落とすスタイルです。

通常のティップランは、船の流れとともにエギを水平移動させますので風が重要なポイントになりますが、船をたてて行うティップランはそもそも船を流しませんので風はさほど関係ありません。このため通常のティップランは片舷でしかできませんが、沖縄スタイルは両舷で行うことができます。

イカを探し、エギを一斉に落としイカに反応させ、一撃必殺でイカを仕留めるスタイルが沖縄ティップランの最大の魅力になります。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
一撃必殺でイカをキャッチ(提供:釣船YAZAWA)

釣り方&タックル

沖縄ティップランエギングの釣り方は至って簡単で、エギを落として着底したらシャクッて止めてアタリを待ち、アタリがなければ再びエギを落としてまたシャクッて待つの繰り返しです。

1度誰かがヒットするとヒットが続きますのでティップの僅かな動きに集中します。

タックル

タックルは5~7ftまでのティップラン用ロッドで、硬さはディープゾーンを重いエギで狙いますのでM~MHタイプのスピニング、もしくはベイトロッドがおすすめです。スピニングリールは2500~3000番、ベイトリールは小型のジギング用、ラインはPEライン0.6号でショックリーダーは2.5号~3.0号がおすすめです。

釣果上げるコツ

シャクリの回数はその日の状況や、同船者に習ってかえる、あるいはかけ上がり下がりなどのアナウンスを聞きながら調整するといいでしょう。

ポイントはシンカー調整で、エギが30gだとすると40~50gのシンカーをセットします。この時重要なことはシンカーをセットした時いかに水平に保てるかにあります。私はさほど気にしていなかったのですがやはり上級者の方はここを最大のポイントにされています。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
エギ+シンカー(提供:TSURINEWSライターShinchan)

エギのカラーはローテーションを繰り返すよりその日のヒットカラーや定番カラーに絞り、とにかく一投目に集中することが重要です。

ロッドワーク

ロッドワークで重要なポイントは、ロッドを軽く持って、波や船のウネリに合わせてロッドとラインの角度を一定に保つようティップを上げ下げし、エギを安定させることです。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
ロッドとラインの角度を一定に(提供:TSURINEWSライターShinchan)

夢の3kgは来年リベンジ

今回は初の沖縄遠征で私の釣果は伴いませんでしたが、ツアー主催者の谷口さんや同行された皆様、YAZAWA船長のおかげで貴重な経験をすることができました。この場をお借りして御礼申し上げます。沖縄は関西、東海エリアから2時間前後のフライトで行くことができます。夢の3キロアップは来年へ持ち越しまたリベンジしたいと思います。

沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場
船中トリプルヒットも(提供:釣船YAZAWA)


『ボートエギング』ステップアップ解説 ティップラン用と通常エギの違い - TSURINEWS


ティップランエギングに流用可能なタックル ライトゲームがオススメ! - TSURINEWS


【中部2022】ティップランエギング入門解説 タックル&基本の釣り方 - TSURINEWS

<Shinchan/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
釣り船YAZAWA
The post 沖縄ティップランエギング釣行で3kg超え『レッドモンスター』登場 first appeared on TSURINEWS.
編集部おすすめ