大江(熊本県天草市)の沖磯で、イシガキダイの食いが活発化している。6月1日に釣行した時の様子をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
イシガキダイの釣期
大江のイシガキダイは夏から秋がシーズン。ガンガゼをエサにしたブッコミ釣りで狙う。ここ数年は釣期がうしろにずれる傾向にあり、11月ごろまで釣れるところがうれしい。型は1kg前後を中心に2kg前後交じり。時折2~3kgの本イシ(イシダイ)もくる。
大江漁港発でバクチ瀬へ
この日は大江漁港(同市)の渡船に乗船。午前5時前に出船し、まずは小ケ瀬や大ケ瀬を目指す。しかし、海上はウネリがあり、乗れる磯が限られた。そのため、私は大ケ瀬の近くにあるバクチ瀬に渡ることに。大きい独立瀬で安全な場所だ。

渡礁後は急いで準備に取りかかる。ハリは強固で刺さりのいい石鯛ワイヤーを選択し、これにガンガゼをセット。まずは15m前後のタナから探りを入れた。

ガンガゼチラ見せ作戦
いつもなら、仕掛け投入後は持ちザオで構えるが、「エサ取りが少ない」という情報を元に、1投目から置きザオにした。仕掛け投入から5分経っても、穂先はピクリともしない。

魚にスイッチ入れ宙釣りへ
手返しすること1時間、ようやくアタリが大きくなってきた。エサ取りを含め、魚のやる気スイッチが入ったようだ。
アタリは出るものの、なかなか走って(食い込まない)くれない。そこで思い切ってタナを7mまで浅くし、宙釣りを試みた。
ようやく本命イシガキダイ
その1投目だった。ガゼ突きのあと、走るまで待つと、勢いよくサオが海面に突き刺さった。大きくアワセを入れると確かな手応え。リールを力強く巻き、キロ級のイシガキダイを浮かせた。その後も同じ要領で500~600gを3尾追加したものの、これはリリース。キロ級だけを持ち帰った。

今後の展望
今回は小型4尾にとどまったが、シーズンは始まったばかり。日増しに数、型ともによくなっていく。
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<松田正記/TSURINEWSライター>
▼この釣り船について英光丸
出船場所:大江漁港
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