伊豆のムラソイ、水温上昇と引き潮に合わせて訪れたお手軽根魚。釣りの経験が少ない人でも簡単に根魚の引きが味わえ、入門編にうってつけだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野中功二)
ルアーでムラソイ釣り
今回のは東伊豆町稲取の西面にある志津摩海岸のゴロタに出向いた。海岸には広くうってつけのゴロタ石が広がり、どこを見てもポイントに見える。観光地ならではでトイレも駐車スペースにあり、女性アングラーにもオススメだ。
梅雨の晴れ間の中潮、この時期、産卵も終わり浅場から少し沖に出てしまうタイミングではあるが、まだまだ癒し系のムラソイは遊んでくれる。

タックル
当日のタックルは今季投入の「ベイトフィネス」を意識した仕様でブラックスターS65-Sにベイトリール、根魚には少し心細いかもしれないがリーダーは2.5号で挑戦した。基本、凝った仕掛けでなくても釣れてしまうのがムラソイゲームだ。

「探す」が楽しいムラソイ釣り
当日の作戦は干潮の時間暗く見える石の影を主に探る。海藻で隠れている岩の重なり合った場所などへ3.5号のジグヘッドとワームを落とし込みテンポよく探る。ジグヘッドでリフトアンドフォールの繰り返し。トンネルになり潮通しがいい場所、魚の気持ちになり誘っていく。
干満の差で居場所がかわるムラソイ釣りは、「探す」作業も楽しい。少し大きめの岩の影、波の影響で白い泡ができてる場所にジグヘッドを落とし込み、着底させチョンチョンチョンとワームをリフトアンドフォールさせ躍らすと「ゴン!グググー」と引き込まれる。
良型ムラソイ登場
一呼吸おいて竿を起こし合わせると力強く引き込まれビタ止り……。力強く竿をあおってもびくともしない……。
少し待つと、案の定「ググググッ」と生命感、一気に穴から出すと、ナイスなムラソイが顔を出す。テンポよく探ると、食い込みが浅い、「ゴン!」とアタるが食い込まないのが数回。潮も上げに入り風も出てきたので納竿とした。

手軽さが魅力
この釣りは岩から飛び出す姿が見えたりもする。釣り人は魚が居るとわかると釣りたい衝動でそのポイントで粘りがちになる。しかし、肝はテンポよく探ることだ。同じ穴は粘らない。ワームをかえると同じ場所でもアタリが出たりもする。
この釣りの人口がすくないことも楽しめる要因の1つ。食べられない魚ではないので、数匹持ち帰り伊豆の根魚を堪能するのもいいかもしれない。なんと言ってもお手軽さが一番の魅力だ。
岩場を歩くことから、転倒や足が滑らない装備、ライフジャケットなども装着し安全に楽しい釣りを。ごみの持ち帰りも心がけましょう。

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<野中功二/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について志津摩海岸
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