そろそろ夏潮。が、ホームの伊豆西海岸は久しく芳しくない。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山口悟)
沼津湾奥の近況
仲間からの情報だと、タカベが表層に群れていてそれに30cm程度のショゴが着いているらしい。ショアからでも仕事帰りの短時間釣行で、複数匹釣れているとのこと。ベイトは他に、マイワシの幼魚、サバっ子など。頻繁に見られたワラサクラスのボイルは減ったものの、まだ回遊はしているみたいだ。

当日の状況、天気、海況
天気は快晴。お昼過ぎまで凪、のち東風が徐々に強まる予報。若潮明けの中潮、満潮3時、干潮10時。それなりのタックルで備えるか?それとも……。タックル選択に迷ったが、「ショゴの刺身が食べたい!」ということで、SLJメインのライトタックルで楽しむことにした。
当日のメインタックル
ロッド: スクランブル S63UL-FS、プロパゲートBLX-2+
リール:ルビアスLT3000、グラップラー301
ライン:PEライン0.6号、PEライン1号
リーダー:フロロカーボン5号、フロロカーボン8号
ルアー:ジャベリンジェット30g、サムライジグ40g、タイニースパンキー60g

レンタルボートで出艇
自宅より15分ほど、重須の原丸さんより25馬力の船外機付きレンタルボートにて出船。4時30分に出船するつもりが、近いが故にのんびりし過ぎ、完全に日の出後の出船になってしまった。
5時30分、淡島西岸を目指す。西面のため、朝日の差し込みが遅くローライトの時間帯が長い。つまり、朝マヅメの時間帯が長い。まずは、目視でベイトを探す。

ファーストヒットはワカシ
幸先よく、水面にタカベの群れを発見。観察していると、たまに何かがこの群れに突っ込んで捕食している。ジャベリンジェット30gを、群れの先に投げて表層からチェック。反応がないので、レンジを下げる。
シャクってくると、何かが群れでジグをチェイスしてくる。船底に気付かれる前に、再度ジグをボトムまでフォールさせる。着底後、ベイトの群れに差し掛かる手前まで、早めのワンピッチで上げてくる。ベイトに差し掛かる手前でフォール。

桟橋周辺で30cmショゴ
繰り返すと、ジグの後ろにショゴの群れも確認できる。チェイスはあるが、ヒットまで至らない。タカベの群れを目視しつつ、魚探でその下のフィッシュイーターの反応を探す。表層のタカベの群れが桟橋の真沖に差し掛かる。同時に、ショゴの群れが桟橋の下に入って行くのが見えた。
ピンときて、桟橋の先端付近にジグを送り込む。早速、フォール中にヒット。真下に突っ込むトルクのある引き。狙い通り30cmほどのショゴ。キーは、桟橋先端にタカベの群れが入ってきたタイミング。橋桁に隠れていたショゴが、飛び出して捕食行動に入る。

ボトム狙いでオオモンハタ
付近でそのタイミングを図りながら、表層のタカベの群れ&その下のフィッシュイーターの反応を魚探で探す。ボトムに張り付く反応。落とすと、オオモンハタがヒット。同じような反応で、オオモンハタを3匹追加。その後、桟橋パターンでショゴ3匹も追加。
潮止まりに近づき、ハタ狙いにシフトすることに。そのタイミングで、ワラサクラスのボイルが発生。試しに、ダイビングペンシルを投げるが反応なし。ボイルも単発で終了。深追いせずに、ポイント移動することにした。

足保沖でアカハタ登場
足保沖まで、5分ほど走ることに。強い夏の日差しに、風が心地いい。背後からの風のため走行中は気にならなかったが、ポイントに着くと東風が吹き始めていることに気付く。ベイトタックルに持ちかえ、タイニースパンキー60gでボトム付近をスローに狙う。
東風に押されながら、ポイント手前から水深30m付近をドテラで流す。表層付近にベイトは見当たらない。魚探にもベイト反応が入ってこない。しかし、反してアタリは多い。落とす度に、ササノハベラ、エソ。狙いではないが、それなりに楽しめる。カケアガリ+入り組んだ岩盤に差し掛かった。刹那に待望の重量感のあるアタリ。30cmほどのアカハタが登場だ。

待望のビッグバイト
東風が強くなってきた。トイレ休憩を兼ねて、一旦船着き場に戻ることに。フルスロットルにすると、飛沫を被り服がずぶ濡れになるほど風が強まっていた。
再開。
サムライジグ40gのリアルカラーを落とす。再開一投目。着底寸前にヒット。アワセを入れると、今日一番の重量感。ロッドがバットから曲がっている。フルソリッドのリフトパワーが頼もしい。が、メインラインはPEライン0.6号のため、無理できない。慌てず時間を掛ける。

80cm級ワラサ浮上
白っぽい砲弾型の魚体が薄っすら見えてきた。浮いたのは、コンディションのいいワラサ。
船べりまで寄せ、下顎に一気に滑り込ませる。ランディング成功。80cmほどのグッドコンディションのワラサ。さて、どうしたものか?いつもなら、48?のクーラーを氷満載で鼻息荒く持ち込むが(役立たずの場合がほぼ……)前述の通り今日はない。
血抜きをしてイケスに。傷まないうちに、急いで持ち帰ろう。船着き場に向けて、フルスロットル。後ろ髪を引かれながら、10時50分納竿とした。

今後の展望
7月も後半に差し掛かり、カタクチイワシが入ってきている。まだ暫くの間、ショゴもワカシもとどまっていそうだ。同様に、ベイトに着くオオモンハタも。好調の内、また訪れたい。
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<山口悟/TSURINEWSライター>
▼この釣り船についてレンタルボート原丸
出船場所:重須
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