2022年の沼津湾奥エリアはショゴが絶賛回遊中。今回、子供を連れてレンタルボートからライトタックルで狙ってみた。

本命ショゴの他、良型オオモンハタにクロダイも登場したルアーフィッシングの模様をお届けしよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山口悟)

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沼津湾奥でライトゲーム

今年の沼津湾奥エリアは、ショゴが釣れ盛っている。釣ってよし、食べてよしの人気ターゲットだ。前回の好釣果に味を占め、サイズアップしているであろうショゴを再度狙いに出かけることに。今回は更にスリリングなゲーム展開を求め、メバル用のライトタックルで臨む事にした。

当日の状況

7月後半に降った大雨による濁りが暫く続いていたが、当日はそれもほぼ回復。潮色も、夏潮に近いほどまでに回復していた。中潮明けの小潮、干潮4時47分、満潮11時46分。天気は快晴。時間が進むと南東風が強くなってくる予報。風裏となる西面でのゲームがメインになりそうな予感。

当日のタックル

ロッド(SLJ用):スクランブル S63UL-FS
リール:ルビアスLT3000
ライン:PEライン0.6号
リーダー:フロロカーボン5号
ルアー:ジャベリンジェット30g、サムライジグ40g

ロッド(ライトゲーム用):月下美人MX72L-S 
リール:カルディア2004
ライン: PEライン0.4号
リーダー:フロロカーボン1.75号
ルアー:コンバットペンシルJr、TDソルトペンシル70F、アスリート7SP、フラッシュJハドルSW1In

沼津のボートルアー釣行でオオモンハタにショゴ ライトタックルで堪能
当日のタックル(提供:TSURINEWSライター山口悟)

中層のベイト反応を狙う

今回も、重須の原丸さんより25馬力の船外機付きボートをレンタルした。5時30分ごろ出船。まずは、近場の淡島西岸を目指す。島影に近づいて振動子を下し、ベイト反応を確認。

前回よりもベイト反応が薄いが、水深30mの中層にベイト反応を確認、まずはSLJから。

ジャベリンジェット30gでスタート。ボトムタッチさせてから、中層まで速めのワンピッチジャーク。前回同様、ベイトの塊下までシャクり→フォール。魚探のベイト反応下に、フィッシュイーターの反応は見られない。潮がよくなり、固まっていた群れが散ったか?

海面に目を凝らすと、射程内にボイルが発生していた。

35cm級ワカシ連打

早々に、月下美人に持ちかえる。押し入れに眠っていたコンバットペンシルjrを、ボイルの先端付近に入れる。TDソルトペンシル70Fを投げていた子供が、先にヒット。ファーストヒットはワカシ。続いて自分にも。35cm弱、前回よりも少し成長している。

ボイル終了後、3.5gジグヘッド&フラッシュJハドル1Inをベイト反応の下まで落とす。

バス釣りで言うところのミドスト的な感じ。居るのに食い渋っている時に有効だ。またもや子供に先を越される。

やはりワカシ。試しに船べりまでコールアップさせて、追ってくる魚種を判別する。ワカシにショゴも混ざっている。しかしヒットはワカシばかり。ショゴはヒットまで至らない。

朝マヅメ以降、予報通りに南東風が強まってきた。

30cmショゴ登場

今回は、子供も一緒なので無理は禁物だ。淡島の風裏で、魚探のベイト反応探しに時間を費やす。岸寄りの海面が、ぴちゃぴちゃとざわついている。やっとタカベの群れを発見。

水深15mのブレイク沿いに固まっていた。

沼津のボートルアー釣行でオオモンハタにショゴ ライトタックルで堪能
ブレイク上のタカベボール(提供:TSURINEWSライター山口悟)

群れの外側にフラッシュJハドルを滑り込ませるようにフォール。群れの下側まで落として、張らず緩めずで巻くと……。気持ちいいアタリから下に下にへと突っ込む引き。30cmちょっとのショゴ。やはりタカベの群れがキーと確信。

沼津のボートルアー釣行でオオモンハタにショゴ ライトタックルで堪能
ナイスコンディションのショゴ(提供:TSURINEWSライター山口悟)

45cmクロダイ登場

タカベの群れを絡めたブレイク周辺を中心に小移動を繰り返しながら、コンバットペンシルJr→アスリート7SP→フラッシュJハドルと徐々にレンジを入れていき、バイトを拾って行く。このローテーションで間違いなさそうだ。中でもペンシルの反応がいい。

ブレイク上までコールアップして、数匹で奪い合う。スイッチが入っていて、水飛沫を上げて襲ってくる。子供も、興奮気味にやり取りを楽しんでいる。一回り大きいサイズの黒い影が3匹、岸近くからチェイスしてきた。

内一匹がバイト。ショゴよりもバイトが控え目。何度か、桟橋方面に走るのをいなす。子供がネットを入れてくれた。45cmほどのクロダイ。

一度、トイレ休憩を兼ねて船着き場に戻る(携帯を忘れて写真が撮れてないので回収も兼ねて……)。

沼津のボートルアー釣行でオオモンハタにショゴ ライトタックルで堪能
クロダイもペンシルで(提供:TSURINEWSライター山口悟)

46cmオオモンハタ浮上

時計を見ると、12時を回っていた。仕切り直し。同じ場所に戻る。ほぼ同じ位置に、タカベの群れは定位している。ペンシルで再開。ここまでで十分な釣果だったので、以降トップウォーター縛りで通そう。渋くなってきたが、まだ反応してくれる。

ブレイク沿いを差し掛かったコンバットペンシルに、ビッグバイト!リーダー1.75号なので、無理は禁物。ドラグを滑らせながら、徐々に寄せる。体高のある魚体にショゴがサイズアップか……とドキドキ。海面に浮いてきたのは、オオモンハタ。46cmの体高のあるナイスコンディション。今日はいい日だ。

沼津のボートルアー釣行でオオモンハタにショゴ ライトタックルで堪能
オオモンハタもトップで(提供:TSURINEWSライター山口悟)

その後も、別のタカベの群れ周辺を狙ってショゴを数匹追加。少し沖目に目を凝らすと、ペンペンシイラが跳ねている。

シイラと遊んで納竿

“シイラが釣りたい”子供のリクエストに答え、同じタックルで狙う。シイラは、魚のいなし方や取り込み方の反復練習に丁度いい。何より派手なジャンプで、子供も大喜びだ。気が付けば15時を回っていた。

今日は十分楽しんだ。イケスに生かしておいた、小さめのショゴをリリースして納竿とした。8月頭、潮が回復してまだまだ楽しめそうだ。湾奥で、カツオとキハダの回遊情報も。夜はタチウオも入り始めた。早朝から7時くらいまでは、こちらの釣果も聞く。次は、タチウオからスタートもいいかもしれない。

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<山口悟/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
レンタルボート原丸
出船場所:重須
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