ジギング船で勝手に落とし込み釣りを始めたら、船長に「こらっ 何をしてるんや」と叱られますが、自分の思うようにできるのがボート釣りの気ままさ。本日は3種の釣り方で釣果目標の達成ができました。

特に青物釣りは、ベイトの状況で変化が出ることが結構あり、臨機応変な釣り方が功を奏すことがあります。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

3種の釣り方「チョクリ・キャスティング・落とし込み」で青物を...の画像はこちら >>

イワシが消えた?

8月最終週を前に順調だった家島諸島上島周辺のイワシが姿を見せないとの情報。毎年、9月初旬に一時的に姿が消えることがあります。1週間もすれば出てきますが、こんな時は、ジギング船も好釣果の明石沖へ行きます。イワシの群れに青物も付いていますので、狙いの場所を変更で釣り方も変えてみます。

明石沖でチョクリ釣り

朝6時半に明石沖で釣り開始。釣り味いまいちでも万能で高確率なチョクリ釣りです。ハリ数を5本に減らした扱いやすい仕掛けで、水深35mからのカケアガリを探りますが、どうにも気がなくアタリがでません。

ハマチ顔出し

1時間待ちぼうけが続き、潮が2ktの半ばと効き始めて待望のアタリです。おはようハマチ君は、ひと潮一寸で成長した、この前までツバスだったサイズで少々もの足らずです。いたにはいましたが群れが小さいのか、やる気がないのか後が続かず……。

すると、散発的ながらも青物のボイルやライズが出てきました。これはいけるか……。1時間以上釣っても寂しいチョクリ釣りに見切りをつけて、キャスティングに変更します。

3種の釣り方「チョクリ・キャスティング・落とし込み」で青物を狙う
おはようハマチ君(提供:TSURINEWSライター丸山明)

キャスティングでボイルを狙う

表層のベイトを下から見るのか、海面に追い上げるのかでボイル、これはキャスティングのチャンスです。99mm 14gのフローティングミノーを投げます。

ボイルに投げれば一番ですが、どこに出るかわからないので、ひたすら食うのを信じて投げて引きます。

そして、バシャンと波しぶきで食った!この波しぶきのアタリはエキサイティングで、フッキングすると一気に潜り、引き始めます。軽く小さいミノー用のライトタックルで、引きを楽しみます。チョクリと同寸ながら、まったく違う面白みを味わいます。

3種の釣り方「チョクリ・キャスティング・落とし込み」で青物を狙う
キャスティングでミノーに食いついたハマチ(提供:TSURINEWSライター丸山明)

二見沖へ転戦

食って来るのが見える釣り、表層のルアーゲームのおもしろさです。数投で次のアタリ。これは、フッキングできずに外れました。このころから僅かに潮が緩み散発的なボイルも少なくなり、変化が出てきました。

周囲のジギング船も移動をし始め、どうやら時合い終了のようです。チョクリをしないで、キャスティングで始めた方がよかったかもしれません。さらに粘って投げ続けるかと思いましたが、二見沖に移動をして、イワシの群れを探すことにしました。

落とし込みでハマチ連打

二見沖を目指すと、かなたの魚礁帯に数隻の船。どうやらイワシがいるようで、ラストチャンスを狙い、ボート釣りならではの身の軽い釣り方変更。こんなところでキャスティングもなく、落とし込み釣りです。

魚礁帯にイワシと青物、先行の船はまさに時合いで皆さんポンポンと釣り上げているので、仲間に入れてもらいます。魚探にはイワシの群れの強い反応です。

落とし込み仕掛けをタナに入れると、もうプルプルとイワシが食いつき、そのままタナを下げて待つと、絵に画いたような前アタリから本アタリで、一気に走ります。先ほどのハマチと同サイズ40cm台前半が食ってきますが、それを続けさまに3匹釣り、本日の目標5匹です。

3種の釣り方「チョクリ・キャスティング・落とし込み」で青物を狙う
落とし込み釣りのハマチ(提供:TSURINEWSライター丸山明)

66cmメジロ登場

もう1匹と欲で釣ると、今度は強引で走る走る、本日最長寸のメジロ66cmです。このまま釣ると理性を失い、とんでもない数になりそうなので、ここで沖上がりにします。ハマチ40cm台×5にメジロ66cmの6匹。朝はどうしようかと思いましたが、上々の釣果に恵まれました。落とし込み釣りの爆発的な威力で、わずか30分で、4匹です。時合いには、びっくりするような活性の高さの釣果になるので、おもしろいです。

3種の釣り方「チョクリ・キャスティング・落とし込み」で青物を狙う
当日の釣果(提供:TSURINEWSライター丸山明)

エキサイティングなキャスティングも含めて、ひとり気ままなボート釣りだから、釣り方を3回変更しながら目標達成できました。こんなに都合よい落とし込み釣りも9月いっぱいと少々くらいでしょう。

この時期は、落とし込みに専念しながらも、後ろにキャスティングロッドを用意しておくパターンです。

落とし込みが終わるとエサ釣りは、活きアジを持ってののませ釣りになり、ジギングのハイシーズンです。身軽なボート釣りのメリットを生かしての釣りです。

3種の釣り方「チョクリ・キャスティング・落とし込み」で青物を狙う
使用した3種の仕掛け(提供:TSURINEWSライター丸山明)

沖釣り愛好家が陥った【船釣りが原因の家庭内危機的状況3選】

今さら聞けない青物ジギングのキホン ジグの形状別の特徴と使い分け術

今さら聞けない沖釣りのキホン:船上での釣魚下処理に便利な道具5選

<丸山明/TSURINEWSライター>

The post 3種の釣り方「チョクリ・キャスティング・落とし込み」で青物を狙う first appeared on TSURINEWS.
編集部おすすめ