12月11日(日)、山梨県南都留郡にある山中湖へ今季よりスタートしたワカサギ釣り大会に参戦。過去出場ワカサギ釣り大会では『山中湖オーナーカップ2回出場中2年連続上位入賞』を果たした筆者が、大会参戦した釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)
全釣り協ワカサギ釣りフェスタ
今季よりワカサギ釣り大会が全国9ヶ所で開催されることになったようだ。各釣場でボート・ドーム船での釣りとなり、上位入賞者には豪華景品が与えられるとのこと。ワカサギ釣りファンにはとても楽しめる大会ではないかと思うし、筆者的には当然ながら面白そうだと感じたので参戦を即座に申し込んだ。
ましてや『普段の釣行から竿頭獲得や爆釣激釣を目指している方であれば』なおさら挑戦することに意味があるし、興味を引くイベントだと言えるだろう。
今大会中2回目は湖明荘CUP
今回の山中湖で行われた大会は湖明荘で、釣り座抽選は受付時に行われた。6時10分より受付で、大会参加費・乗船料・入漁券を払うと、運営スタッフの目の前に並べられたくじを選手全員が引いていく。
まずは引いた番号の座席を配置図で確認すると、ドーム船真中やや後方の釣り座となった。正直、あまりよくない。『同船仲間とやらかしたか』と笑い話で盛り上がる。そんなこんなで受付・釣り座抽選を終えた選手からスタッフに案内され乗船していく。
釣り準備を整える
そして私も同船すると、顔見知りの方々もわりと多く、近い距離で大会を楽しめることもあり笑い話をしながら準備した。
真横には竹谷さん、後ろには市倉さん、他にも私のTSURINEWS執筆記事を拝見してくださっている方や顔見知りの方々など。
今回の湖明荘はお初で、勝手を知らずに大会参加なので準備や釣り座スペースに戸惑いながらも魚探を出さずに準備した。

タックル
タックルは、自作先調子ザオ35cmと状況によりFS275を用意して、可変アダプター取り付け、電動リールはクリスティアを用意した。仕掛けは自作仕掛け8本バリ袖1号全長80cmとタフ金渋りと時短シリーズ0.5号と下バリ構成、オモリは2号を使い、エサは紅サシ・白サシを合計4袋ほど用意した。

大会スタート
7時すぎより進行スタッフによる開会式が始まり、協議説明、船頭の優しいお話のあとついに大会がスタートした。
開始直後からアタリはあるにはあるが、ワカサギが乗りづらい状況である。
多点掛け連発の選手もいるが、沈黙気味の選手も。私はプラなしで出場したこともあり、タックルバランスに悩まされ、開始1時間45分で70尾とかなり厳しい展開。周囲で釣れている方は160尾と声が聞こえた。

状況判断で好転
いつもと違う自分自身の釣りでメンタルがやられかけたが、そこは私もただで終わらせたくはない。
オマツリが心配だった魚探を入れることにして、穂先もある程度の極小アタリを捉えられるようにFS275へチェンジ。仕掛けは自作のままでしばらく貫き通して、エサがえスピードを上げていく。
そしてかわらず竹谷さんと馬鹿話をしながらもだんだんと数を重ねていく。この時点で大会前に山中湖に1度練習にきておくべきだったなと猛省。

単発拾い釣りからペースUP
1番群れの入りがよさそうな場所の人は多点が止まらない状況だが、私は単発拾い釣りが多い。
だが私も我慢してひたすらにいつもながらに手返しペースを上げていくと、2点も増えていき周囲の状況からしてこれは追い上げが可能かもしれないと確信して11時で213尾となる。
努力が実り入賞圏内に
釣り座の良し悪しは仕方がないのだが、それをカバーしていかに入賞に入り込むことができるかどうかが腕の見せ所だろう。
私も竹谷さんとの笑い話もだんだん頭に入らなくなってきたころ、300尾突入となる。周囲も朝一ほど多点掛けしなくなってきており、周囲の話によると350尾~400尾あたりであれば確実に入賞圏内となると予想。

残り30分でどれだけ増やせるか
そして私の釣果も323尾となり残り時間でどれだけ増やせるかが入賞するための重要な要素となりそうだ。
そして私の釣り座もついに朝と同じポツポツとなるが、最終釣果は350尾となった。
運命の検量時間
釣行タイムリミットとなり船頭から終了の連絡。選手全員タックルをしまいつつもどうだった?など声が聞こえてくる。
私的には状況的にこれで入賞していれば今日やるべきことはやったと納得できるのだ。市倉さんや竹谷さん、周囲の釣り師の釣果を聞いてみるとやはり想定内の釣況だった。
そして各選手が検量しにスタッフのもとへ行く重量計測する。私の釣果重量は346gだが、はたして……。

上位入賞を果たし抽選会
湖明荘カップは、上位入賞の他にブービー賞、レディース賞、ジュニア賞、飛び賞、寸止め上位入賞と賞品抽選会がある。
貸切大会となるだけにやはり賞も多く、面白い大会だ。
そして私は、350尾346gの釣果で上位入賞となり『2大会連続で上位入賞達成』となった。
中でも特に印象に残ったのが、レディース賞TOPは『425gで大会2位』となり、ジュニア賞の亀井さんは164尾と大健闘だった。

湖明荘CUPを終えて
今回の大会参戦しての感想だが、反省点も多く普段の釣りができていない時間が多かったこと。
自分の釣りが『釣況や参加選手に対してどこまで通用するか』が大会では重要だ。
だがそんな中で盛り返していきなんとか入賞に食い込めたことは普段のワカサギ経験あってこそだと自分を納得させた。
安定の結果を出せたことに満足して今後も楽しく参加していきたいと思う。

上位入賞を果たすために努力したこと
最後に当日上位入賞を果たすために努力したことを紹介する。
1、タックルバランスを変更
今季も昨季に続いて山中湖での釣りは1度もしておらず、状況は噂程度。大会中に猛省しながらもタックルバランスを見直して極小のアタリに反応しつつ、仕掛けも1号から0.5号へ変更して数釣りへシフトさせていった。
2、底層のサカナでサイズを狙った
私の釣り座に頻繁に宙層にサカナが入りだしたのは開始1時間以上経過してからだが、底層のサカナに的を絞り出来るだけサイズ感があるサカナを取り込むように、宙層に来ても底層よりの群れを狙った。
3、自分の釣りに持っていった
とにかく自分がいつもの釣りができるようにやることが大事で、やらかした分遅れを取り戻すために必死で手返しを繰り返した。結果後半戦は周囲よりも多く釣れており、諦めずに頑張る努力をした。

自宅時間も「釣り」でちょっと楽しく:ゴミ箱で作る『ワカサギ入れ』
ワカサギ釣りデビュー&ステップアップ手順解説 注意すべき10のコト
ワカサギ釣りにおける「仕掛け選択の極意」 メーカー担当者が詳細解説
<なおぱぱ/TSURINEWSライター>
▼この釣り船について湖明荘マリーナ
The post 全釣り協ワカサギ釣り湖明荘CUPに参戦 河口湖に続いて【連続上位入賞達成】 first appeared on TSURINEWS.