どんな釣りにも「当たりカラー」なるものがある。以前、沖のタチウオジギングでは赤金が私の当たりカラーで、そのジグを分けてくれた上司に、ちょっと微妙そうな顔をされたものだ。

今年の大阪湾奥のライトゲームの当たりカラーについて、私見を述べたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

アジング&メバリングの今シーズン「爆アタリ」カラー3選【大阪...の画像はこちら >>

主観!今年の当たりカラー

端的に述べると、次の3つのカラーが、今年の湾奥の当たりカラーではないかと思う。

ハーフオレンジ

オレンジはムラのあるカラーではないだろうか?夜光虫パターンのときによく効く、またはオレンジのナトリウム灯の下で効くと聞いたことがあるが、筆者の検証では、特別そんなこともないような気がする。ただ、ソリッド系としてはソツのない色なので、持っておきたくなる。

ところが、今年の大阪湾奥では主力級。アジ・メバルには、本当にこのオレンジカラーが効く。できれば、「ハーフオレンジ」のような、半分クリア、ヘッド部分がオレンジのカラーで、小さめのシルエットを持っておきたい。活性が下がってきたタイミングで、もう一発アジ・メバルを引き出せる。

アジング&メバリングの今シーズン「爆アタリ」カラー3選【大阪湾奥・2022~23】
ハーフオレンジ推奨(提供:TSURINEWSライター井上海生)

チャート系

夜釣りではもはや必須といえるが、今年は特に優先的に使いたいのが「チャート系」のカラーだ。月夜の海では月明かりで自然とふんわりと蓄光するが、蓄光ライトを当ててばっちりと光らせると、もっと反応が良くなる。アジ相手にチャート系を使用するとフグ・ベラのバイトが増えてしまうが、メバル相手だと、ファースト・フォールでのバイト(落ちパク)が増えるように思う。

全般にソリッド系

今年の大阪湾奥では、魚が、クリア系をまったく食わない夜がある。まだ光量がある夕マヅメでもキツい。シルエットが出るソリッド系を数色持っていくと重宝する。私が個人的によく使用しているのは、白だ。ちなみに魚の目には、黒っぽく見えるらしい。

盤石カラーもまじえながら

とはいえ、上記のカラーはあくまで今年の特徴のようなもので、ライトゲームには盤石ともいえるカラーがある。筆者の印象では、やはりオキアミ系のカラーだ。クリア系の赤というか、下の画像のようなカラーがベース。食い渋りのときに1尾捻り出すとしたら、この色が強い。必携のカラーである。

アジング&メバリングの今シーズン「爆アタリ」カラー3選【大阪湾奥・2022~23】
アミカラーは外せない(提供:TSURINEWSライター井上海生)

活性によるカラーの使い分けも

よく言われることだが、魚が低活性のときはクリア系、高活性のときにはソリッド系という定番のワームローテの「順序」というものがある。これもここで一応確認しておこう。

低活性時のワームカラー

魚の活性が低いときには、ワームカラーはなるべく控え目のものを使いたい。魚が気難しいときには、自然な色に見えるクリア、ハーフクリアから使って、魚の口に合わせていくのがセオリーだ。

高活性時のワームカラー

魚の活性が高いときには、ワームはソリッド系を優先的に使っていく。白、チャート系など。ただ、ソリッド系は見せ方が重要で、それまで高活性だったのが、いきなりチャート系を放り投げると、一瞬に群れにプレッシャーがかかってしまうことがある。魚の密度が濃く、ソリッド系やハデハデのラメ系を投げてしまっても後からいくらでも修正がきくような状況でだけ、ソリッド系を投げることを推奨する。

ニオイつきで保険を張る

この冬からニオイつきワームの有効性をチェックするために、頻繁に使用している。集魚効果が高く、釣りっぱぐれがないと感じる。ただ、いろんな魚が食ってしまうので、たとえば同じ大阪湾でも、雑魚が多い泉南エリアでは使いにくい。

一方、フグ・ベラが少ない大阪湾奥では、ニオイによる集魚効果がモロに出る。

アジング&メバリングの今シーズン「爆アタリ」カラー3選【大阪湾奥・2022~23】
ニオイつきワームもイケる(提供:TSURINEWSライター井上海生)

何よりも大事なヘッドウェイト

今年の大阪湾奥で爆アタリのワームカラーを紹介した。しかしワームカラーは正直なところジンクスのようなもので、釣り方次第という部分もある。何よりもライトゲームで重要なのはヘッドウェイトだ。当たりカラーは参考として、ヘッドウェイトを0.2g刻みで微調整しながら、反応する魚の群れを探してみてほしい。

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<井上海生/TSURINEWSライター>

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