群馬県前橋市にある赤城大沼の氷上ワカサギ釣りが、1月9日(月・祝)に解禁になったので釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)
赤城大沼でワカサギ釣り
新型コロナウィルスの蔓延が収まっていないので、漁協は昨年と同じルールを採用。ドームテントは使用禁止、カタツムリテントは最大2人までなどであった。

7時に湖上へ降りる。気温はマイナスだが、風がほとんどないので、あまり寒く感じない。ポイントは深んど。店前からカタツムリテントを長い距離引いたが、氷の上に雪があまり多く乗っていなかったので、さほど苦痛ではなかった。
何カ所も穴をあけて魚探を入れたが、魚影をほとんど見つけられない。仕方がないので、底に少しだけ反応があるポイントに移動して始めることに。

タックルは電動リールのクリスティアAIRで、今季発売の外部電源専用の新モデル。水深は17mだが、オモリは軽い4gを使用した。仕掛けは誘惑ワイドピッチ1号5本針の2連、全長2.4m。エサは赤虫を使用した。
中型メインでヒット
予想通り、アタリはほとんど出ない。辛抱強く誘って、ごくたまにある小さなアタリで、1尾ずつ取り込んでいく。

ずっと食いが渋い状況にしびれを切らし、14時ごろに納竿。21尾という貧果だったが、今季も地元赤城大沼の氷上ワカサギに出会えたことに感謝。
5日後に再び同地へ
5日後の1月14日(土)、再び同地を訪れた。西から天気が崩れそうな気配で、条件はよさそう。前回の解禁日は、深んどはダメでも、馬の背という浅場は好調だった様子。その後数日は、浅場のポイントが好調で、土産店街の前、とくにバンディ塩原前の水深5~8mの間に好ポイントが多かったとのこと。
当日は、その区域でポイント探し。前回と同じタックルで臨んだ。ただし、仕掛けは水深7mに対応した短めの全長85cmを使用。

バンディ前の水深7m付近で5カ所ほど釣ってみたが、どこも群れがまとまっていない。大きな群れはくるが、その間隔が長く、釣果は思ったほど伸びなかった。
難関フィールドで上出来の結果
そこで思いきって岸側に寄り、水深5m付近に穴を開けて魚探をしばらく見ていた。すると、大きな群れが比較的短いスパンで通ることがわかり、そこで釣り続けることに。
群れはわずか2、3分しか続かないのだが、その間に2~3尾キャッチ。群れが去るとエサ(白サシ)と寄せエサ(ブドウ虫)を交換し、次の群れに備えた。こうして終了時間近くに納竿。

この日の釣果は56尾。解禁日のリベンジというには物足りない数字だったが、赤城大沼の氷上釣りではまずまず。なかには2束、3束と釣る猛者もいるが、多くのベテランでも2ケタ、ときにはツ抜けできないこともあり、1束いけば上出来とも言われている。それが日本有数の難関フィールドと言われる赤城大沼のワカサギ釣りだ。
氷上釣りは、氷が持てば3月いっぱい楽しめるので、挑戦してはいかがだろうか。
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<週刊つりニュース関東版APC・郡直道/TSURINEWS編>
▼この釣り場について赤城大沼
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年1月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 赤城大沼の氷上ワカサギ釣りが解禁【群馬】 解禁当日釣行は21尾と苦戦 first appeared on TSURINEWS.