1月19日、年末に釣ることができなかった寒ブリを求め、福岡県糸島市の加布里漁港から出船する達喜丸に乗船。脂の乗った10kgオーバーを目標に狙います。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・塩塚ルミ)
達喜丸で電動ジギング釣行
当日は中潮2日目、釣り中は下げ潮。風は北西7mとやや強く、船が一番流される時は2.2ノットと速い状況です。
持ち込んだタックルは、スピニングのジギングと電動ジギングの2種類。水深90~120mのポイントで、200~250gのジグを使用しました。

午前5時30分出船し、2時間ほどでポイントに到着。水深120m、まずはスピニングタックルでスタート。まずは200gのジャックアイエアジャーク(シルバー系)で探ります。着底するころには、ラインの角度が45度ほど、約170m出ました。当日は200g以下のジグの出番はなさそうだなと覚悟し、船長の指示で底から30~40mほどを誘います。女性でも軽くシャクれる形状のこのジグでも、たった2流しで手の疲労が。
電動タックルに持ち替え、230gの電動専用のジグ(ケイムラベイトカラー)に、ハリ掛かりの良い瞬貫アシストフック4/0サイズをセットしました。
念願の90cm良型ブリヒット
乗り合いで8人乗船していましたが、初めの1尾がなかなか出ず、ポイント移動しながら魚を探します。途中、船長から「巻きスピードはMAXでやってみて」とアドバイスあり、開始から3時間、ついに念願のヒットが!
久々の青物の引きを堪能しながらも電動リールでみるみる水面へと巻き上げ、90cmの良型ブリをゲット。このずっしりとした重みがたまりません。
ヒットパターンは、高速巻きに緩めのアクション。アクションは上にシャクらず、斜め後ろに。例えるなら、テニスでボールを打つ直前、ラケットを後ろに引くようなイメージ。おそらく水中のジグは弾かれるような動きとは違い、ただ巻きのシンプルな動きの中にスピードの緩急がつくという状態だったはずです。このほぼ疲れ知らずの釣法が、この日は大当たりでした。
10kg超え手中で目標達成
午後12時30分、潮止まり前に5尾目がヒット。今まではドラグが出ることなく、巻けるくらいには締めていましたが、この時は巻けずにスプールが止まることがあり、ドラグをさらに締め込みます。
残り2mで自動停止機能で電動巻きが止まり、手巻きに切り替えた瞬間、魚の大きさをダイレクトに感じました。のされそうになりながらも必死にハンドルを回し、船長がタイミングよくタモを伸ばしてくれて無事にネットイン。94cm10.7kgのブリを釣り上げ、見事目標達成!

その後は、アクションを細かくした時に小型と思われるアタリがでましたがフッキングせず、目標達成したブリを最後に3時30分納竿。
全体釣果は28尾
釣果ですが、私は10kgオーバーのブリを筆頭に5尾、船中全体では28尾釣れていました。細かくアクションを入れていた人は、ヤズサイズを中心にコンスタントに釣れ、数が伸びていました。
電動ジギングは、魚を掛けてからのやり取りでロッドを両手で支えることができたり、ジグ回収での体力消耗を軽減したり、疲れて巻きスピードが落ちることがなかったりと、体力や筋力に自信のないアングラーの弱点をカバーするだけでなく、手巻きでは再現できない誘いも出せるので、誘いの引き出しのひとつとしてもオススメです。

ブリしゃぶを堪能
持ち帰った寒ブリは、刺し身はもちろん、しゃぶしゃぶや照り焼き、カマ焼きなどで上質な脂を堪能しました。

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<週刊つりニュース西部版APC・塩塚ルミ/TSURINEWS編>
▼この釣り船について達喜丸
出船場所:加布里漁港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年2月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 釣り好き女子がジギングで10kg超ブリ獲った 電動ジギングで手中 first appeared on TSURINEWS.