2月上旬、私自身初となる沖縄遠征に出発。大宜味村塩屋漁港から出船する一隆丸に乗船し、美ら海でのライトジギングと、船長が提唱するパワーテンヤを体験してきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・戸田英明)
沖縄遠征釣行
中部国際空港セントレアから午前6時5分の便に乗り、約2時間半のフライトで那覇空港に到着。その後はレンタカーを借りて一路沖縄高速で北上し、港のある大宜味村まで約2時間のドライブとなった。
大宜味村塩屋漁港から出船する一隆丸の船長にあいさつをすると、今吹いている風が時間を追うごとに増す予報なので、安全を考慮して早めに港に引き返す可能性があるとのことだった。
常にフルドラグで挑戦
正午ごろに出船。漁港を出ると風はそれなり吹いているので、本命ポイントへ行くのは厳しいと判断して、手前のポイントから船を流すことになった。
スティンガーバタフライTGガトリング40gアカキンシャイナーカラーをセットし、水深30m前後のボトムへ落とす。底から10mを探っていく感じだ。
掛かる魚がどれもパワフルなので、船長からフルドラグ設定でと指示が出た。
大型イトヒキアジ浮上
ジグを投入して底まで沈めていき、着底後はスローのワンピッチショートジャークのアクションで誘っていく。
何度か10m前後を探った後、上まで巻き上げてジグを再フォールさせていると、着底前にフワッとした感覚があった。すぐにハンドルを回してラインを巻き取ると、重みが伝わったのでさらにハンドルを回しながらアワセを入れ、さらに追いアワセを2度入れてファイト開始だ。
するとロッドがバットから大きく曲がった。首を振りながら絞り込むが、慎重にファイトし少しずつ距離を詰めていく。やがてネットに収まった沖縄でのファーストフィッシュは、大型のイトヒキアジだった。
だが風が強いので、船はポイントからすぐに流されて離れてしまう。かなり厳しい状態だ。
その後はショートバイトが続いたので、船長からパワーテンヤを勧められて挑戦することにした。
パワーテンヤで大型魚狙い
船長オリジナルテンヤ12号にエビを付けて投入。ここでも船長からフルドラグでとアドバイスがあった。10kgクラスやメーターオーバーも掛かるらしい。
釣り方はテンヤを底まで落とし、底から30cm以内でしばらくステイさせて、反応がなければ水深の半分まで上げてまた底まで落とし込んでいく。
早速試すとコツコツとアタリ。だがエビの頭だけがなくなっていた。新しいエビに交換してトライすると、アタリは出るがなかなかハリ掛かりはしなかった。
ヨコスジフエダイがヒット
ここで少し風が落ち着いたので、思い切って新しいポイントへ移動することにした。次の水深は40m前後だ。
だが根掛かりが連発。
するとコツコツとアタリ。重みを感じるまで送り込み、ロッドティップが入ったところでラインを巻きながらアワセを入れると、フッキングが決まった。潜られないようにゴリ巻きして、とにかく底から引き離す。キャッチしたのは大きくはないが、ヨコスジフエダイだった。
続けて狙うと、今度は一気にティップが水面に入った。
パワフルファイトを満喫
深呼吸して気持ちを落ち着けて、再投入するとすぐにアタリが出た。アワセを入れてファイト開始。ラインを巻けるだけ巻き、さらに追いアワセを入れていく。ロッドは大きく曲がり、重量感がある。時折下に突っ込む強い引きも見せる。
やがて水面に姿を現したのはシロダイだ。巨大なサイズではないが、パワフルな引きには驚かされた。
さらなる1匹を狙うが風が強くなったので、安全を考慮して港内に戻ることにした。
最後は港でライトゲーム
そして最後の1時間は港の奥のワンドエリアで、ライトゲームを楽しむ。ターゲットはマゴチやナンヨウチヌ、トレバリーだ。だがこちらはバラシ1回のみで、午後5時すぎにストップフィッシングとなった。
今回初の沖縄遠征だったが、決して条件が良いとは言えなかった。それでもキャッチした魚はどれもパワフルで、美ら海のポテンシャルの片鱗を垣間見ることができた。
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<週刊つりニュース中部版 APC・戸田英明/TSURINEWS編>
▼この釣り船について一隆丸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年3月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 沖縄への遠征釣行で強引堪能 ジギングとパワーテンヤで多彩な魚と対面 first appeared on TSURINEWS.